テレビでおなじみの南海キャンディーズ、ハリセンボン、ナイツ、毎年決勝へ進出するもあと一歩で優勝を逃してきた笑い飯、昨年優勝のNON STYLEなどの強豪がひしめくなかではダークホース的な存在であった。
パンクブーブーは佐藤哲夫(ボケ)と黒瀬純(ツッコミ)のコンビ。2001年4月頃に結成。結成前はお互い別のコンビを組んでいた。受賞から一夜明け、黒瀬のブログには短いながらも「やったー! やりましたぜっ!!」と喜びのコメントが掲載されている。「一般に知名度は高くはなかったですが、知る人ぞ知るコンビでしたね。芸人の中でも話題によくのぼる存在でした」と話すのはお笑い業界に詳しい芸能関係者。
興味深い話しを聞かせてくれたのは広告業界関係者。「彼らの受賞を一番喜んでいるのはスポンサーのオートバックスではないでしょうか。なんてったって『パンクブーブー』という名前がいいでしょう」と話す。確かにカー用品の企業としては助かる。「今年はNON STYLEが出場したため、放送中のオートバックスのCMに出演しませんでしたが、来年パンクブーブーが出場しないのならば、コンビ名とスポンサーを絶妙にかけたCMが出来るのではないでしょうか」。早くも来年のM1放送中のCMに期待がかかる。
また声を潜めて「広告業界的には笑い飯では正直、使いづらいです。好き嫌いの分かれるキャラクターですしね。万人受けを狙う広告界ではまだ色のついていないパンクブーブーの方が助かります。まあ個人的には最後の年だったので優勝して欲しかったですけどね」と話した。
毎年、M-1優勝者にはサクセスストーリーが待っている。来年はパンクブーブーに注目だ。