任天堂は公式サイトで義援金3億円の寄付を発表。ソニーはグループ全体で3億円の寄付とラジオ3万台の寄付。セガサミーも公式サイトで被災地の受け入れ体制が整い次第2億円の寄贈を実施すると表明。他にもバンダイナムコゲームス、コナミ、カプコンが1億円、日本マイクロソフトは200万ドル相当の寄付など、ゲーム業界の被災地への復興支援の動きは活発だ。
この活動は大手のゲームメーカーだけには留まらない。アダルトゲームメーカーも名乗りをあげている。PC用アダルトゲームメーカー「あかべぇそふとつぅ」は1000万円を日本赤十字社に募金。同じくアダルトゲームメーカーの「ゆずそふと」も100万円の募金を公式サイトで発表。少人数での小規模経営が多いアダルトゲームメーカーではこういった活動は異例といえる。経営的に厳しいことも多いアダルトゲームメーカー。その寄付金の価値は大企業の数億円に相当するはずだ。
最近、なにかと世間の風当たりが強いアダルトゲーム業界だが、被災した人々の惨状を真摯に受け止め、即座に支援の表明をできる優良企業も多い。(斎藤雅道)