東京で行われた衝撃のデビュー戦は、4億9000万円で競り落とされたあのザサンデーフサイチなどを含めた豪華な顔ぶれで、注目していた人も多いと思います。それを後方から脚を伸ばし、アッという間に前を捕らえたのがキャッチです。
一完歩だったらどの馬にも負けないくらいの大きなストライドは、まさに東京でこそ真価を発揮します。それはメンバー最速の上がり3F34秒0の末脚を駆使し、フサイチホウオーにクビ差まで迫った共同通信杯2着を見ても一目瞭然です。
少し器用さに欠けるので、中山のコース形態は不向き。陣営が皐月賞を自重し、東京に照準を絞ってきたのもうなづけます。また、東京のマイル戦はスピードだけでは押し切れないコースですが、あえて長めを使ってきたところにも陣営の自信が見え隠れします。
休み明けですが、きっちり乗り込まれ、万全の態勢が整いました。もう寄り道はしません。一直線にゴールに飛び込むだけです。夢のダービーへ、ダイレクトキャッチ!