◎エピセアローム
○バーバラ
△ローガンサファイア
休み明けながらスプリンターズ出走を目標に仕上げてきたエピセアローム。賞金不足で同レースを除外されたのは意外な気もしたが、出走が2週延びた分、仕上げが進んだ。春先からの休養ですっかりリフレッシュした様子で、大敗した高松宮記念当時のスランプ気配は脱している。このメンバーでは実績的に抜けており、素直に底力を信じたい。
降級の佐世保Sをあっさり勝って再昇級のかたちで挑戦した北九州記念で3着。重賞でも十分にやれる力量をみせたバーバラが引き続き好調キープ。前走後に短期放牧を挟んだのが良かったのか、馬体の張りが素晴らしく、見た目の印象なら前走以上といえる。そして好位で上手に立ち回れるこの馬にとって京都の内回り芝1200mに替わるのもプラスだ。かなりの確率で勝ち負けに加わってくるだろう。
北九州記念4着の勢いに乗って臨んだ前走・セントウルS(8着)でまったくいいところのなかったローガンサファイア。短距離路線の一流どころが顔を揃えていたとはいえ、期待に反して不甲斐ない成績だったのは否めない。それでも上がり3F33秒台の脚は使っており、ただ単に流れが向かなかったとも分析できる。開幕2週目だけに、依然として先行馬有利の馬場だが、流れひとつで上位に食い込む力量はあるので巻き返しに注意は必要。
【馬単】流し(10)軸→(8)(9)
【3連単】フォーメーション(9)(10)→(8)(9)(10)→(8)(9)(10)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。