スーパーヒーロー映画で主人公ソーを演じるクリス、共演者で悪役ロキを演じるトム・ヒドルストンが操っていたムチに興味津々でちょっと失敬。しかし、ムチの使い方がイマイチだったクリスは、自分の顔にムチが当り、身もだえするほどの痛みを受けたと語った。
「トムとリハーサルをしていたある日曜日、トムの役がムチを使っていて『ちょっと貸してよ』って言ったんだ。ムチで『インディ・ジョーンズ』みたいにカッコよくやってやろうと思ったら、いきなりそれで右目を打ち付けたよ。顔にはすごいミミズ腫れができちゃって、目玉が飛び出すかと思ったよ」
撮影開始前日にケガをしてパニックに陥ったクリスに、機転をきかせた監督のケネス・ブラナーはどうするべきかを教えてくれたという。
「撮影開始の1日前にやってしまって。ケネスに電話をしたら『誰にも言うな。とにかく冷やせ。良くなることを祈ろう』って言われた。5時間ぐらい氷をあてていたら、運良く腫れも引いてきて…。でも現場にはこぶと切り傷が付いた状態で行ったよ」
映画の中でアンソニー・ホプキンズが演じる父オーディンにより、北欧神話の神から人間へ生まれ変わったソー役をそれらしく演じる為にクリスは身体を鍛える必要があったという。
「前回のトレーニングは全部心拍数をベースにしたものさ。サーフィンや水泳、ランニングとかね。この役を演じるまで、本当にダンベルなんて持ち上げたこともなかったよ。コミックを見たら、ソーがドでかい男だって気が付いたんだ。昔のアーノルド・シュワルツェネッガーみたいなボディビルダーのトレーニングをして、タンパク質をたくさん摂ったよ」
『マイティ・ソー』は7月2日より全国公開開始。