バージョン機能の紹介では、斎藤が巨大版スマホの画面を使って生実演。キーボードをSimejiさん仕様に着せ替えることができたり、キータッチ音が斎藤の持ちギャグ「ぺっ」になったり。さらに、キーボードの上からSimejiさんが降ってくる入力エフェクト機能があったり、輝く頭部を忠実に再現するSimejiさん顔文字があったりして、遊び心が満載。「僕を主役にしてくれているということなので、あとはダウンロードをしてもらって、数字を残していかないと」と、売り上げアップをめざす。ジャケットの裏地もしめじの模様で彩られており、持ちギャグの「斎藤さんだぞ」の口調で「Simejiさんだぞ」を連呼。「よろしくお願いしめじ」、「ありがとうございましめじ」と、早くも“しめじ用語”を操る。
昨年末に『M-1グランプリ2015』で優勝してから、今も多忙な毎日を送る2人。今年上半期で出演したCM本数を聞かれると、「それを聞かれるの、うれしい。7本で前髪より多い(笑)。前髪は2本なんで」と、セールスポイントをみずからイジる。ギャラアップも否定せず、「でも、ほんとに質素に暮らしてます。いまだにタクシーに乗っていいのか悪いのか、悩むし」と、庶民派感覚は抜けていないようだ。
今年はまさに当たり年だが、同時に懸念されるのは、たかしとのコンビ格差。斎藤だけがフィーチャーされているが、「僕はたかしを捨てないですよ。たかしがいて(自分が)輝いてるんで。シンプルに仲がいいし、フルポンやオリラジと違って」と、仲間芸人をさりげなくディスることも忘れない。
早くも、今年の“M-1”には不参加表明をしているが、「楽しいのに出ないのは…って思うので、正直まだわかんない」と前言撤回する可能性が出てきた。史上初の2連覇を狙うのか!? エントリーは8月31日まで。最終結論を期待したい。(伊藤雅奈子)