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金ファミリー金庫番を側近抜擢で 丸ごと金正恩の懐に入った海外隠し財産

 北朝鮮に新しい指導者が誕生したとはいえ、慢性的な食糧不足、エネルギー不足は何も変わっていない。不満のはけ口として行われているミサイル発射も相変わらずだ。
 1月11日、日本海に向け短距離弾道ミサイル3発が発射された。軍も軍なら党も党で、同じ日、北朝鮮外務省は国営メディアを通じ、米国政府に対しコメ支援などに応じるよう求めた。金正恩体制に移行しても、北朝鮮の悪党ぶりとずうずうしさは親父譲りである。

 こうした国家的危機をよそに、党中央委員会政治局は金正日の死体を永久保存すると発表した。
 「場所は故金日成主席同様、錦繍山(クムスサン)記念宮殿です。ここは生前の主席が官邸兼執務室に使っていた場所で、白頭山と並ぶ聖地となっています。1997年に8億ドルという莫大な費用を掛けて改造したのですが、当時は餓死者が大量に発生していた時期で、8億ドルあれば300万人が死なずに済んだと言われている。そんな犠牲があったにもかかわらず、“ミイラ”は年々縮んでおり、管理コストだけで年間80万ドルも掛かっています。金正日のミイラ化で、その費用は倍かさむことになる。もちろん『泣きブース』もあり、これも正日用が新設されるでしょうから、訪問者は都合2回泣かなければなりません」(在韓国通信社記者)

 新指導者である正恩が父親から譲り受けているものは、軍や党の振る舞いだけではない。潤沢な海外資金もその一つだ。
 「40億ドルとも推定される金ファミリーの海外資金を管理していたのが李徹・合弁投資委員会委員長です。正恩の後見人である張成沢に近く、スイス留学を世話した人物として知られている。その金を党の拘束から解放するため、正恩は李を個人秘書に抜擢するのではないかとみられています」(同)

 親しき隣人のはずの中国国民からも「一族だけが贅沢をして太っている」「ドラゴンボールの人造人間19号にそっくり」などと誹謗されている正恩。このファミリー資金が、食糧難やエネルギー不足のために拠出されることはない。

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