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またまた実現ならなかった『半沢直樹』の続編

 俳優の役所広司が来年10月スタートのTBS系ドラマ「陸王」で、15年ぶりに連続ドラマに主演することを、一部スポーツ紙が報じている。

 記事によると、同ドラマは直木賞作家の池井戸潤氏の同名最新作が原作。役所演じる、足袋の需要低下で資金繰りなどに苦しむ老舗足袋業者の4代目社長が、苦境を乗り越えるために約20人の従業員と団結。自社の高い技術力を生かした「裸足感覚」のランニングシューズの開発に乗り出す感動作。

 役所が連ドラに主演するのは02年のフジテレビ系「盤嶽の一生」以来15年ぶりだ。原作ではトップランナーの走法研究に没頭する姿やマラソン大会の場面などが生き生きと描かれているため、今回のドラマでもリアルに再現。制作陣は、群馬県庁を発着点として実業団チームが日本一を目指す元日の「ニューイヤー駅伝」(TBS系で中継)の撮影でクランクイン。今回は高視聴率ドラマ「半沢直樹」(13年7月期)、「下町ロケット」(15年10月期)など同局人気ドラマの演出を手がけてきた同局の福澤克雄氏、プロデューサーの伊與田英徳氏ら“半沢組”が再集結するというのだが…。

 「どうやら『半沢直樹』の続編を主演をつとめた堺雅人にオファーし続けているが、なかなかクビをタテに振らないようだ。『半沢直樹』は平均視聴率28.7%、最終回の平均は42.2%という驚異的な視聴率を記録。続編もそれなりの視聴率が見込めるはずだが、前回に及ぶはずがなく、数字を比べてあれこれ言われるのを堺サイドが回避したいようで、ギャラをつり上げたりのらりくらりと交わしている。堺としては、変人弁護士を演じたフジの『リーガル・ハイ』の続編には乗り気のようだ」(テレビ関係者)

 とはいえ、池井戸氏の原作ドラマはいずれもTBS系で「ルーズヴェルト・ゲーム」(14年4月)、「下町ロケット」(15年10月)が放送され高視聴率を記録。

 役所ドラマがどこまで数字を伸ばすのかが注目される。

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