新日プロのレジェンドを中心にドラディションやゼロワンMAXの各3団体の選手やスタッフが集う「PREMIUM」。この日は開幕興行で行われる蝶野&佐藤耕平VS大谷晋二郎&関本大介をはじめ、長州&越中詩郎&AKIRA VS 田中将斗&大森隆男&長井満也、藤波辰爾&獣神サンダー・ライガー VS Xなど全6試合が発表された。
会見では長州が「蝶野が言うなら第1試合に出てもいいし、それぐらいの意気込みで頑張ります」「このリングで藤波さんとの対戦も実現させたい」などと決意をにじませれば、藤波も「PREMIUMには夢を持てるものが感じられる」「最初の試合では棚橋(弘至)君とやりたいね」などと新世代との対決を熱望してみせる一幕もあった。
PREMIUM出撃に意欲満々のレジェンド3トップだが、蝶野GMは開幕戦になにやら黒い思惑がある様子。同興行について「プロレス界のエゴを取り除く。ダメなものは捨てていく、業界から去ってもらう。選手・フロント陣もそれぐらいの気持ち」と切り出した。
さらに蝶野は「とりあえず大谷や永田(裕志)の世代は本当にやる気があるのか、ないなら去ってもらうぐらいのつもり」とコメント。第三世代の価値を品定めしようというハラだ。
しかし、この発言には早くも波紋が。メーンで蝶野と激突する大谷がこの日のゼロワンMAX横浜大会で「査定される筋合いはない。標的を向けられたからには絶対負けない」と即座に反論。蝶野発言に噛みついたばかりか「あなたたちには消えてもらう」とまで言ってのけた。
無論、大谷だけではない。長州と対戦する田中も「過去の栄光にすがって調子乗っとんちゃうか」と対レジェンドとの初遭遇を前にイラ立ちは隠せなかった。
5・5開幕戦を前に早くも舌戦のゴングが鳴ったPREMIUM。果たしてそれぞれの思惑が交錯したリングで、一体なにが起こっていくのだろうか。