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PREMIUM レジェンドと第三世代の全面戦争がぼっ発

 新日本プロレスのレジェンド蝶野正洋がGMとしてプロモートする「PREMIUM」(5月5日、東京・後楽園ホールで開幕)の対戦カードが15日、都内ホテルで発表された。レジェンド戦士がエース級選手とそれぞれ激突することが決定。しかし、開幕興行を前に蝶野発言をめぐって世代闘争のゴングが打ち鳴らされた。

 新日プロのレジェンドを中心にドラディションやゼロワンMAXの各3団体の選手やスタッフが集う「PREMIUM」。この日は開幕興行で行われる蝶野&佐藤耕平VS大谷晋二郎&関本大介をはじめ、長州&越中詩郎&AKIRA VS 田中将斗&大森隆男&長井満也、藤波辰爾&獣神サンダー・ライガー VS Xなど全6試合が発表された。
 会見では長州が「蝶野が言うなら第1試合に出てもいいし、それぐらいの意気込みで頑張ります」「このリングで藤波さんとの対戦も実現させたい」などと決意をにじませれば、藤波も「PREMIUMには夢を持てるものが感じられる」「最初の試合では棚橋(弘至)君とやりたいね」などと新世代との対決を熱望してみせる一幕もあった。
 PREMIUM出撃に意欲満々のレジェンド3トップだが、蝶野GMは開幕戦になにやら黒い思惑がある様子。同興行について「プロレス界のエゴを取り除く。ダメなものは捨てていく、業界から去ってもらう。選手・フロント陣もそれぐらいの気持ち」と切り出した。
 さらに蝶野は「とりあえず大谷や永田(裕志)の世代は本当にやる気があるのか、ないなら去ってもらうぐらいのつもり」とコメント。第三世代の価値を品定めしようというハラだ。
 しかし、この発言には早くも波紋が。メーンで蝶野と激突する大谷がこの日のゼロワンMAX横浜大会で「査定される筋合いはない。標的を向けられたからには絶対負けない」と即座に反論。蝶野発言に噛みついたばかりか「あなたたちには消えてもらう」とまで言ってのけた。
 無論、大谷だけではない。長州と対戦する田中も「過去の栄光にすがって調子乗っとんちゃうか」と対レジェンドとの初遭遇を前にイラ立ちは隠せなかった。
 5・5開幕戦を前に早くも舌戦のゴングが鳴ったPREMIUM。果たしてそれぞれの思惑が交錯したリングで、一体なにが起こっていくのだろうか。

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