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神奈川県警大和署の男性警察官が後輩の女性警察官に集団セクハラ!

 警察官による、まさに前代未聞の不祥事が起きた。

 7月27日、神奈川県警大和署に所属していた30代の男性警察官4人が今年3月、後輩の20代の女性警察官に大和市のカラオケボックスで服を脱ぐことを強要したり、無理やりキスをしたりする集団セクハラをしていたことが分かった。

 県警監察官室は8月中にも4人を懲戒処分する方針。

 監察官室によると、4人は3月上旬夜、同市内のカラオケ店に電話で女性を呼び出した。しばらくして、交通2課の巡査部長が女性と一緒に写真を撮った際に、無理やりほおにキスをした。

 さらに、刑事2課の巡査部長(現在は県警暴力団対策課)が女性に対し、着ていたブラウスとズボンを脱いで、キスをした巡査部長の服と交換するよう強要。女性は言われた通りに服を脱ぎ、巡査部長のワイシャツとズボンに着替えた。ほかの刑事2課の警部補と、刑事1課の巡査長の2人は、直接これらの行為に関わっていない。4人は勤務時間外で酒を飲んでいた。

 女性は今春に異動し、「今後同じような被害に女性が遭わないために許してはいけない」として、セクハラ行為について異動先の新しい上司に申告して発覚。被害届は出していないが、県警の調べに対し、「逆らうと今後の仕事に影響が出るから従った」と話した。男性警察官4人は悪ふざけだったという趣旨の話をしており、事実関係を認めて反省しているという。現在までに継続的なセクハラなどは確認されていない。

 当初、県警は27日午前、「調査の結果、立件できないと判断した」と説明したが、同日夜になって名和振平警務部長が説明を修正し、「予断を持たずに立件の可否を判断したい」と立件する可能性を示した。
(蔵元英二)

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