◎アドマイヤバラード
1000万下を勝ったばかりだが、この距離のハンデ戦なら「格上挑戦」の不安を感じさせないのがアドマイヤバラード。兄はダービー2着で菊花賞でも逃げて驚異的なスタミナを披露したアドマイヤメイン。バラード自身も2400m超に向くのは戦歴から明らかであり、53キロのハンデも「恵量」と言えよう。また、休み明けの前走を難なく制し、素質馬がようやく軌道に乗ってきた、そんな印象を受けた。遅咲きのステイヤーとして、今年は一気に飛躍する可能性も十分にある。この中間も調教の動きは絶好。大型馬にありがちな緩慢さは感じられず、大きなストライドで素軽い動きを見せている。
相手には、タニノエポレットとフェイムゲームを。前者は、アドマイヤ以上の典型的なステイヤー。前走・万葉Sは、53キロとはいえ完勝であり、2キロ増える今回も大きく崩れることはないだろう。フェイムは休み明けのAJCCでクビ、クビ差の3着。3歳時の京成杯勝ちなどから、地力上位は明らか。また、この時季は走る傾向にもある。
【馬連】流し(6)軸→(1)(10)
【3連単】フォーメーション(6)→(1)(10)→(1)(10)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。