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局地的に盛り上がった今年の日本シリーズ 過去最高の入場料収入!

 昨年の千葉ロッテ対中日に続き、今年も福岡ソフトバンク対中日という全国的には地味なカードだったプロ野球の日本シリーズ。当初は世の関心も低かったが、熱戦が続くなかで注目も高まり、3勝3敗で迎えた第7戦(11月20日)のTBS系列の視聴率は18.9%(関東地区)の高視聴率をマークし、国民的スポーツとしての面目を保った。

 その日本シリーズの収支を12月7日、NPB(日本野球機構)が発表。全7戦の入場料収入は、15億6701万3100円で、03年の阪神対ダイエー(現ソフトバンク)の14億728万500円を上回り、史上最高を記録した。

 これには、入場料を値上げしたことも要因となったとみられるが、多くの野球ファンが球場に足を運んだ結果にほかならず、全国的には盛り上がりに欠けても、地元の名古屋地区、福岡地区では局地的に大いに盛り上がったシリーズとなった。第7戦の視聴率は名古屋地区で27.7%、北部九州地区で44.4%と、関東地区のはるか上をいき、両球団の地元ではいかに熱が入ったかの証明となった。サッカーJリーグにならうように、プロ野球も今後より一層地域密着を図る必要性を感じさせる今回の結果でもあった。

 なお、ソフトバンク、中日両球団には3億5411万1829円ずつが入り、NPBには3億8485万5070円の収入があった。第4戦までの入場料収入から共通経費を差し引いた額の28%(勝者=16.8%、敗者=11.2%)が、所属球団を通じて分配される選手分配金はソフトバンクが1億2462万5839円、中日が8308万3892円で、シリーズ出場有資格各40選手で割ると、ソフトバンクは1選手あたり約311万円、中日は1選手あたり約207万円になった。
(落合一郎)

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