藤江の出展作品は、鏡に映した自身を描いた自画像。入場して一番最初に目につく場所に飾られている。藤江はまず、自身のことを「棒人間を描くことすら苦手」と紹介。AKB48美術部のメンバーは専門の講師から2週間に一度、2〜3時間程度の講義を受けたというが、「先生からそれじゃダメだといわれ」、自画像の制作に取り掛かったことを説明した。作品の自己採点は「83点」。「とにかくがんばったんだな」と達成感に満ちた笑顔を見せた。ただ、「他のメンバー(の作品)と比べないで!」とか。
総選挙では、前回と同じ40位だった藤江。選挙で自分の名前が呼ばれたときは、「もっと上がりたいという気持ちはありました」という。が、一方で、前回よりも「票数が3000票、上がったんです!」とうれしそう。今後にやってみたいことは「モデル」。また、「高校を卒業したということで、学園ドラマもやりたいです」とにっこり。学園ドラマの中でセーラー服を着た女子高校生を演じ、ドラマの中で「恋愛をしたい」とも。
この日の内覧会には、美術部のメンバー10名が参加した。総選挙で34位と大躍進を果たしたSKE48研究生の松村香織(22)は、名前を呼ばれたときの感想を、「正直、信じられないのと、速報よりも上がっていたので、もう呼ばれないのではと思っていたところで呼ばれましたので、ほんとうにうれしく思います。この機会、このチャンスを生かして、研究生公演に持ちかえって、研究生のいい刺激になるようにがんばっていきたいと思います」と語った。
また、HTK48から参加していた研究生の今田美奈(15)は、展覧会には「針金を使った絵」を展示している。「授業でみんなでつくることになりました。最初は、人間だったのですが、針金で形をつくるのが、すごくヘタで、最終的に私だけ、うさぎになってしまいました」と作品を紹介。「でも、自分の個性が出せているなと思います」とキュートな笑顔を見せ、AKB48、SKE48、NMB48のメンバーといっしょに行う美術部の活動の感想は、「すごく、楽しいです!」。「美術部で活躍し、HKTから全国に、いろいろと発信できたらなと思っています! よろしくお願いします!」と目を輝かせた。(竹内みちまろ)