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札幌2歳S(JpnIII、札幌芝1800メートル、5日) サンディエゴシチー 併走遅れも元気いっぱい

 クローバー賞は初陣から放牧を挟んで24キロ増の馬体で出走したサンディエゴシチー。「中1週で札幌2歳Sを予定していたので、余裕を持たせたのは事実。でも、まさかあそこまで増えているとは思わなかったし、レース前はさすがに不安だった」と作田調教師は前走を振り返る。

 それでも結果は2着ポップコーンに1馬身1/2差の快勝。「道中で行きたがる場面があったので折り合いがカギだが、1度使って馬は落ち着いてきた。直線のあの伸び脚を見れば、距離延長も克服可能ではないか」が陣営の見立てでもある。

 「数字的には前走とそう変わらないが、見た目に体は締まってきたし、気持ちの面でもピリッとしてきた。叩いた上積みは確実にありそうです。前走で少し掛かったのは太め残りという理由もありそう。(藤岡)ユースケもずっと乗って馬を手の内に入れていますから」とは担当の壽助手。メンバーの大半が新馬戦を勝ち上がっての参戦でもあり、「経験値の強みを生かせばチャンス十分」といえそうだ。

 【最終追いVTR】ダートコースで3頭併せを行い、5F68秒6→52秒9→38秒6→12秒7を一杯にマーク。前2頭を追走し直線で外から並びかけたが、ラストは2頭に後れを取った。とはいえ、ケイコでは良く見せないタイプ。中1週でこれだけ意欲的にやれるのは元気のある証しだ。

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