まず、高学歴を売りにしているお笑いコンビといえば「ロザン」。京都大学卒の宇治原史規と大阪府立大学中退の菅広文。特に宇治原はクイズ番組などで引っ張りだこ。「模試で全国のランカーだったこともあるようですから、お笑い界ではトップの頭脳でしょうね」(芸能ライター)。
同じく公立大学コンビとしては「オアシス」の二人がいる。東京外語大学の光浦靖子、千葉大の大久保佳代子。きっかけも、幼なじみであった2人が、1992年8月に早稲田大学のお笑いサークル「早稲田寄席演芸研究会」内で結成したことによる。「光浦は番組内で麻木久仁子と何度も頂上決戦をしています。この時は笑いが一切なし。その真剣さが笑いになっているんですけどね」(芸能ライター)
「オリエンタルラジオ」は中田敦彦が慶應大学。藤森慎吾が明治大学。アルバイト先で知り合った二人は藤森が中田を誘う形で、大学に通いながらNSCへ入学する。「特に中田は、ガリ勉時代をネタにしています。そうとう勉強していたようです」(芸能ライター)。ちなみに中田の東京学芸大学附属高等学校時代の同級生にはフジテレビアナウンサーの平井理央がいる。中田は当時から平井のことを知っていたとのことだが、前述のような生活のため目立っていなかっため、平井は中田が芸能界に入るまでは知らなかったという。
高校時代に出会い、上京後コンビを結成したのが「くりぃむしちゅー」だ。上田晋也と有田哲平は熊本県の進学校である済々黌高等学校のラグビー部で出会い、上田は早稲田大学、有田は立教大学に進学。その後、二人とも大学を中退し芸能界へ入った。
関西では昔、勉強のできない子供をつかまえて「吉本でもはいれ」と言われていたようだが、状況は変わっているようだ。