◎ホッコータルマエ
交流重賞での活躍イメージの強いホッコータルマエだが、JCダートでは先攻して抜け出しをはかる正攻法の競馬でベルシャザールの0.1秒差3着。内容的には勝ち馬よりも濃い印象さえ受けた。力量に間違いなくトップクラスだ。2000m前後に良績が集中するものの、南部杯で2着しているようにマイル自体は全く問題ない。スタートが速いので、全体的に流れが速くなるJRAのマイルにも十分に対応できるだろう。この後はドバイ遠征と聞く。ここを勝って弾みをつけたいところだ。
2か月半ぶりとなるベルシャザールも上々の仕上がり。もともと大型馬だが、さらに体が大きくなった印象で貫禄たっぷり。見苦しい競馬はできない。
2頭に割って入りそうなのが、根岸Sを叩いて急上昇のアドマイヤロイヤルと、同じく休み明けのOP特別をレコード勝ちしたベストウォーリア。アドマイヤはメンバー随一のコース適性、ベストは4歳ながら世代交代の筆頭格に挙げられる馬だけに期待を込めて応援したい。ニホンピロ、ワンダーも差はない。
【馬連】流し(15)軸→(2)(4)(7)(9)(11)
【3連単】フォーメーション(15)→(2)(9)(11)→(2)(4)(7)(9)(11)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。