局内でも「絶対に数字を取らなければいけないドラマ」として位置づけられていた「99.9」。初回視聴率が15.5%と好スタートに「誰もがこの話題を大喜びでしてましたね。作品の出来としては数字が取れる自信はあったようですが、こればっかりはフタを開けてみないとわからないですからね」とは局内関係者。
その歓喜の声とともにあがるのが「映画化」の声だ。今回は原作ナシのオリジナル脚本というのも後押ししている。「『半沢直樹』などを見ても分かる通り最近は原作ありきでスタートするので、いざ、シリーズ化や映画化したいと言い出しても原作者の権利関係など様々な問題にぶち当たることが多い。でも、その点、今回はオリジナル脚本。シリーズ化にしても映画化にしても圧倒的なやりやすさがありますから、高い視聴率が出た段階でそういう声が出てくるのも当然といえば当然です」と同関係者。
具体的な話はまだまだ先の視聴率を見据えてのことになるだろうが、松本にとってもシリーズ化、映画化はむしろ吉と出ると見られている。
「松本というと『花より男子』が代表作になっているイメージが強く、道明寺司の印象がぬぐいきれない。そういう意味では今回の深山大翔の弁護士役はそのイメージを覆すだけの十分な役柄ですからね。役者としての評価も大きく変わります」と同関係者。
今後の視聴率の推移が楽しみだ。