三尾調厩員「松岡(騎手)が乗ると時計が出すぎてオーバーワークになる恐れがあるからね(笑)。指示通り、終い重点に追ったが、感触は良かった。デキは高いレベルで安定している」
−−松岡騎手は前走の新潟大賞典(4着)がテン乗りだった。
三尾調厩員「中間もゲート練習を兼ねて乗ってもらっていたが、互角に出たし収穫はあった。まだ安心はできないが、松岡は前走で手応えをつかんでくれたようなので心強い」
−−昨年は16着惨敗に終わっている。
三尾調厩員「強行軍の疲れが出ていたし、馬場状態(重)も悪すぎた。適度の道悪ならプラスになるが…」
−−課題をお願いします。
三尾調厩員「自分で競馬をつくれないから、要は展開がすべて。新潟大賞典もメンバー最速の脚(33秒5)を使ったが、前が止まらない展開で届かなかった」
−−その点、東京は直線が坂だから追い込みは利きやすい。
三尾調厩員「確かに。終いの生きる流れになれば出番はある。安田記念は2年連続で補欠の1番手だったし、もうこんな悔しい思いはしたくない。(秋のGIに向けて)勝って賞金を加算したい。アイルランドに武者修行に行く松岡も『重賞勝ちを置き土産に』と内心燃えているはず(笑)」