芝は昨年暮れのAコースから6m外側に仮柵が移動されたCコースで開催されています。コンディションは良好で、コース形態からも逃げ、先行馬が有利なのは間違いありませんが、仮柵が移動したことにより、コーナーがゆったりし、展開ひとつで差し、追い込みも利く馬場でしょう。
ただし、連続開催の影響で芝がハゲたところもあちらこちらにあるので、ひと雨くると、悪い馬場にかわる状態に見えます。また、JRAが週中に行う芝の手入れで、砂を入れたり、ローラー掛けをすることで、馬場は変化します。この季節の開催は馬場の内、中、外、どのコースがいいのか、1週ごとの見極めが必要です。
ダートの砂厚は8cmですが、この開催から凍結防止のため、不凍液をまいたとのこと。1週目はまだその影響は出ていないようでしたが、寒さが増す今後は凍結対策で砂と不凍液がなじむようにツメの深いハローをかけるので、重たいダートにかわっていくと思います。毎年、1月の中山開催のダートは時計のかかる力を要する馬場状態です。
話は変わりますが、馬体重についても気を配りたいですね。昨年の12月28日から半休、全休が続き、馬体調整が難しい時期です。馬券を買う際には調教不足による大幅な馬体増や精神面のストレスからくる馬体減、また寒い日の発汗に注意してください。