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今日のキャバ嬢ごはん(18)〜フライドポテトを食べ続ける奈々〜

飯田奈々(24歳・仮名)

 私はジャガイモ料理なら、なんでも好きというわけでなく、フライドポテトのみが大好物。そのフライドポテトにも好みがあって、太いポテトよりも、大手ファーストフードチェーン店のような細いポテトじゃないとダメなんだよね。あと出来るだけお持ち帰りをして、家でケチャップとマヨネーズを混ぜたものを付けて食べるのが私の定番。

 それとフライドポテトって味だけじゃなく、精神衛生上も良いと思うんだよね。人間って普段生きてると、いいことから嫌なことまで頭を常に占領して、からっぽにすることって困難じゃない? よく心のリフレッシュには瞑想がおすすめって聞くけど、その状態に持っていくのは、慣れていないと難しい。

 でもポテトがあるとその問題は解決する。だってフライドポテトを1本ずつ食べていると、気が付くと頭がボーっとしてくるでしょ。お店で1人、フライドポテトを食べている人を観察してみればわかりやすいと思うのだけど、ひたすら食べている人って、いつしか視線が一定になって、無の境地に達しているんだよね。その時間って、都会の雑踏の中で生きる私達にとって、とても重要なことだと思う。

 それとフライドポテトの利点はまだまだある。ある日、キャバの出勤前、リップグロスを忘れたことがあった。でもベタベタな油が染み付いたポテトを唇に塗るだけで、グロスの代わりになるんだよね。これは苦肉の策だけど、どうしても唇を光らせたい時は、この方法を使ってる。だから私の人生はフライドポテトがなければ生きていけない。どんな料理よりも、そしてどんな男よりも、最高の人生のパートナーは、フライドポテトだけです。

(取材/構成・篠田エレナ)

写真・ quinn.anya

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