ミドル級GP1回戦として行われた田村潔司と船木誠勝のUWF対決。昨年大みそかの桜庭戦で7年ぶりに総合マットに帰ってきた“ハイブリッドレスラー”船木はこの日のGP開幕戦で田村との復帰2戦目に臨んだ。
試合勘こそまだまだ戻っていない様子だったが、立ち上がりに田村のローキックを浴び、スイッチが入る。一気に前に出るやカウンター気味に放った左パンチを顔面にクリーンヒットさせた。
しかし、間髪入れずに畳みかけようとするも、逆に田村にタックルで押し倒され、パウンドで鉄つい5発を食らって意識が飛んだ。試合後は右眉の上から血を流し「記憶がないけど、手応えがあっただけに悔しい。もっと強くなりたい。勝つまでやりたいです」とKO負けにもハツラツとコメント。さらなる飛躍を誓っていた。
一方、わずか57秒で試合を決めた田村は「試合前は複雑な気持ちでしたけど、ナーバスになってた分、拳を交え合ってスッキリした」と語った。