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春場所で大関獲りを狙う貴景勝 クリアすべき3つの事柄とは?

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 昨年の九州場所で「13勝2敗」(初優勝)、続く初場所で「11勝4敗」(優勝次点)をマークし、来月の春場所で大関獲りに挑むこととなった関脇貴景勝。勝負の場所になる春場所において、貴景勝がクリアすべき事柄とは一体何か。本稿では筆者が考える3つの事柄について、順を追って以下に述べていきたい。

■2ケタ以上の勝ち星
 「三役で直近3場所33勝」という昇進目安だけを考えると、春場所は「9勝」で条件クリアとなる貴景勝。しかし、この目安はあくまでも目安であり、条件を満たした初場所では昇進を見送られている。

 昇進を預かる審判部を納得させるには、言うまでもなく「9勝」では物足りない。先場所、先々場所と同様に2ケタ以上の勝ち星を残し、最後まで優勝争いに絡んでいければ見通しは明るくなるだろう。

■対大関戦の勝利
 先の初場所で対戦のあった豪栄道、高安の2大関には、いずれも土をつけられている貴景勝。対高安に関してはこれで3連敗。対豪栄道に関してはこの敗戦が、場所後の大関昇進見送りの一要因ともされた。

 そんな彼らと肩を並べる番付にのし上がるためには、当然ながらそれに値する戦いぶりを見せる必要がある。途中休場で対戦の無かった栃ノ心を含め、対3大関戦は最低でも勝ち越し、できれば全勝をマークし、内容面でも上積みを狙いたいところだ。

■平常心の維持
 昨年は栃ノ心、御嶽海の2名が挑んだ大関獲りは、言うまでもなく高い注目度を誇る話題である。恐らく場所直前から場所中にかけては、この話題に関する記者の質問やファンの声援を一手に受けることになるだろう。

 期待と重圧を掛けられ続ける15日間が、肉体的、精神的に厳しい道のりとなることは想像に難くない。「一日一番」、「一戦必勝」といった平常心を、どこまで維持できるかが大きなカギとなることは間違いないだろう。

 昨年は栃ノ心、一昨年は高安が掴み取っている大関の座。果たして貴景勝は彼らに続き、角界に3年連続となる「新大関誕生」を告げることはできるだろうか。

文 / 柴田雅人

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