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あのキムタクが講師に! プロ野球 新人研修会

 3月2日、都内のホテルでプロ野球選手の新人研修会が行われるが、昨年の盛り上がりから一転寂しいものになりかねない危機を迎えている。

 毎年の恒例行事の新人研修会。昨年はコミッショナー特別顧問でもあるソフトバンク・王貞治球団会長が講師を務め、本音トークのワンマンショー。「お酒は飲んでもいいが、体のためにビールなどアルコール度の低いものの方がいい」「女遊びも結構だ。若いんだから、何事も勉強だ」etc。聖人君子と思われている世界の王からグラウンド外の遊びの勧めまで飛び出し、会場は異例の熱気に包まれた。
 が、今年の講師は「キムタク」だ。「エッ、キムタク? それは豪華じゃない」と、一瞬勘違いした者もいたが、緊縮財政の日本プロ野球組織(NPB)に高額ギャラが必要な芸能界の大物を呼べる力があるわけがない。そもそも野球界の先輩が後輩に体験談を話すための講師なのだから。球界の「キムタク」。昨年で現役を引退、コーチになった巨人・木村拓也だ。

 「世界の王から木村か。地味すぎないか。他にもっといるだろう」と球界関係者から思わずブーイングが起こっている。確かに昨年でユニホームを脱いだ選手といえば、前中日の立浪和義氏、電撃引退の前阪神・赤星憲広氏といった一流どころがいる。なぜ木村なのか?
 「実は赤星を呼ぼうと思ったが、スケジュールが一杯で断られたようだ」と、関係者が声を潜めて言う。引っ張りだこの赤星氏の代役で仕方なく木村となったというのだ。「講師は寂しくても、今年はゴールデンルーキーの西武・菊池雄星がいるから、いいじゃないですか。マスコミがたくさんきて、にぎやかになるでしょう」。前出の関係者はこう言って慰めていたが、肝心要の西武・菊池雄星に暗雲が漂ってきている。
 「このままではキャンプが終わったら、二軍落ち」という危機的な状況に陥っているからだ。キャンプ序盤は評論家も口を揃えて「20年に1人の逸材に間違いなし」と絶賛。ところが、卒業式でキャンプを離れ、戻ってからは首脳陣から辛口コメント。「今のままでは紅白戦にも登板できない。そうなれば、オープン戦にも使えない。今後、急上昇しない限り、二軍でみっちり練習した方がいい」etc。

 キャンプが終わり、二軍落ちとなったら、新人研修会でのゴールデンルーキー・菊池雄星の商品価値は暴落してしまう。しかも、講師が球界のキムタクでは…。球界関係者から「雄星頑張れ、一軍残留」コールが起こるのも当然か。

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