−−なんとイジリー岡田さんのプロデュースです。
「グラドルのDVDに芸人さん…いえ、男性の出演だってあり得ないですよ。メーキングのシーンだって映るの避けるし、インタビューも声じゃなく字幕にします。男は出さないのが暗黙の了解なのに、完璧に姿を現して、しかもあーだこーだ命令する…斬新です。私的には『新しい風を吹かせたかな』って感じで(笑)。他のグラドルの子にも見せたんですが、みんな『何これ?』『変な人が映ってる』って興味津々みたい」
−−いつものスタイルのDVDに比べて撮影はどうでした? 難しかった?
「ぶっちゃけ言うと、やりやすかったです。岡田さんは事務所の先輩ですし。DVDも数を重ねると、どこか似た感じになってくるんですよ、自分の中の限界っていうんですか。何か新しいことやりたいなって思っていたところでした。たぶん見ている側も『またこれね』っていうマンネリ感があったと思うんです。そのへんを一新できたかなと。11作目にして1作目みたいな、歴史的な作品です」
−−一番の見どころはどこでしょう?
「実は撮影初日、岡田さんに逆ドッキリを仕掛けたんですが、これが見事に失敗しまして…。帰りのロケバスの中の空気が、まあ重かったこと。おしゃべりな私が沈黙するぐらい、今までにない緊張感を味わいましたね」
−−どんな失敗をしたんですか?
「それは…見てのお楽しみということで(笑)。でも、翌日には重かった空気も吹っ飛び(笑)、楽しく撮影できました。内容も充実し過ぎで、これ以上撮影したらDVDに収まんないからって減らしたほど。中味は濃いですよ」
−−お気に入りのシーンはどこ?
「撮影が順調で最終日が大体オフになったんです。そこで久高島という神聖な島へ行って、聖なるパワーを頂戴してきました。そのオフショットですね」
−−オススメのシーンは?
「喪服姿になって岡田さんの遺影を抱えながら浜辺に行き、夕陽を見ながら喪服を脱いで水着姿になるシーンです。着物を着ること自体は、例えば浴衣とかあったけど、喪服っていうのはないです。岡田さんが死んだことになっている、そこからのギャップ。しかも、なぜか岡田さん本人が端っこに見切れてたりして(笑)。笑いになってるわけではないですが(笑)斬新です」
−−ほかに水着のシーンは?
「シャワーのシーンがあるんですが、いきなりハンディカメラを渡されて、あとは自分で考えろと(笑)。なので、胸の谷間にカメラを通したり、その先のおヘソの穴に指を入れたり、いろいろアドリブでやりました。グラビアDVDなのに画面が4分割になったりして、今まで見たことのない楽しさですよ」
−−何かハプニングはありました?
「ラジコンヘリのシーンです。私がベッドに横になって周りに沖縄の特産物を置き、岡田さんの操縦するヘリが着地したらそれをもらえるという。で、逆に岡田さんが横になって私が操縦することになったとき、よく分からなくてヘリが墜落しちゃったんです…岡田さんの股間に。で、もう一回飛ばそうとしたら急にプロペラが回り出して股間を直撃。岡田さんがMで助かりました(笑)」
−−はぁ…。
「でも、男性目線で見たい映像ってあると思うんです。このDVDのジャケ写ってそうでしょう、シーツになりたいって…(笑)。女性目線では想像できませんよ」
−−今度、イベントを開催します。
「17日(土)午後6時から、ソフマップ秋葉原アミューズメント館8階です。もちろん岡田さんも一緒。でも、イジリーさんへの声援のほうが大きかったらイヤだなぁ」
−−では、最後に一言。
「岡田さんと第2第3のコラボDVDを出そうって話はしてるんですよ。これをきっかけに岡田さんがプロデュースしたほかのグラドルのDVDも盛り上がって欲しい。けど…この手法は私だけのもの…みたいなところもあって」
−−そうですか。ところで明日発売の本紙ではイジリーさんに登場していただく予定です。
「本当ですか? よろしくお伝えください(笑)」
<プロフィール>
たしろ さやか 1985年9月9日生まれ。名古屋市出身。T154、B93W58H88。血液型B。趣味=創作料理、フットサル。特技=クラシックバレエ、ダンス全般。現在、和田アキ子率いる競艇応援団「SK6」のメンバーとして、某スポーツ紙に競艇コラムを連載中。