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勝手に選ぶ芸能界10大ニュース その7 惜しまれつつ天国に旅立った昭和の名優たち

 今年は多くの著名人が天国へ旅だったが、中でも昭和の名優たちの訃報は大々的に報じられた。

 3月にはドラマ「ザ・ガードマン」、「『赤い』シリーズ」で知られた宇津井健さんが慢性呼吸不全により82歳で亡くなった。

 また、同月にはテレビ東京系「ガイアの夜明け」のナレーションでおなじみだった、蟹江敬三だんが胃がんのため69歳で亡くなった。

 6月には林隆三さんが腎不全のため70歳で、8月には米倉斉加年さんが腹部大動脈瘤破裂のため80歳で亡くなった。

 そして、11月にはともに仁俠映画で一世を風靡した、高倉健さんが悪性リンパ腫のため83歳で、菅原文太さんが肝不全のため81歳で亡くなった。

 この名優たちの中でも、高倉さんの訃報は特に大々的に報じられ、その死を受け、芸能界のみならず、スポーツ界からは親交のあったミスタープロ野球・長嶋茂雄氏が「彼から教わったことは多かった」と追悼の辞を発表。政界では元東京都知事で前衆院議員の石原慎太郎氏が「最後のビッグスターだった。名声が長くもった希有な人だった」と悼んだ。

 さらに、訃報は海を越え、文化大革命直後の79年に「君よ憤怒の河を渉れ」が公開された中国では、中央のみならず地方のテレビ局もニュース番組で一斉に報じたほか、外交部報道局の洪磊報道官は定例記者会見で「高倉健先生は中国人民だれもが良く知る日本の芸術家であり、中日の文化交流の促進に重要かつ積極的に貢献した。われわれは哀悼の意を表す」と異例の談話を発表した。

 「高倉さんの次回作『風に吹かれて』のプロジェクトが水面下で着々と進行していた矢先だっただけに、関係者に大きな衝撃が走った。亡くなったのが発表されたのは死後1週間後で高倉さんの生前の意向だった。一部の関係者の間では知られていたが、誰も話を漏らさなかった」(映画関係者)

 いまだに高倉さんと特集した雑誌などの売れ行きは好調なようで、今年数々のスクープを連発した「週刊文春」(文芸春秋)は、25日の発売号で50歳の元女優である養女の存在をスクープしている。

 ほかの俳優たちは大々的にお別れ会が行われるなどしているが、おそらく、天国で心を痛めていると思われるのが宇津井さんだ。

 「宇津井さんの死去当日に入籍した、名古屋の老舗クラブ経営者と宇津井さんの長男ら遺族がまさに“骨肉の争い”を繰り広げている。お別れ会でもその雰囲気が如実に現れていた。しかるべき人物の仲裁がないとこのまま泥沼にハマりそう」(演劇関係者)

 宇津井さんのためにも、一日も早い解決を望みたい。

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