関は「まぁ、おかげさまで皆さんの応援あって、また2年ぶりにDVDを出すことができて大変喜ばしく思っております」と喜びを語りつつ、ファンに感謝した。
上巻DVDには「もう一つの秘密結社イルミナティ」、「13のクリスタルスカル」、「受け継がれるDの意思」、そして危なすぎて放送できなかった未公開スタジオトークも収録されている。
「『やりすぎ都市伝説』を通して言ってきたことは、今から遡ること3年前、2013年が時代の転換期を迎えますということ。今回の収録作品じゃない物も観てきたら分かると思うんですけど、2013年に“宇宙時代”っていう新たな時代を迎える。今まで本当にタブーとされていた世の中の裏に隠れていたものが世の中にオープンになる」と説明し、「イルミナティ」「クリスタルスカル」「Dの意思」の3つのエピソードは、最も注目すべきポイントだという。「見えない点と点がドンドン線となって、繋がってくるエピソード。『やりすぎ都市伝説』で、色々喋ってきたことが“まんざらウソじゃないでしょ!?”っていう感じ」と語った。
世界各国に自ら足を運び、様々な伝説に迫ってきた関。最重要機密情報を入手する機会も多く、身に危険を感じたことはなかったのだろうか!? 「どうにか今日まで生きてきましたから…(笑)。自分が追求することっていうのかな…、好奇心があって探究心があって、やっぱりそれを止めちゃいけないんだよね。自分から湧き上がる好奇心、探究心っていうのは情熱でしょ。その情熱っていうのが本当に開かないと思っていた扉とか、動かないと思っていた時代を情熱がブチ抜いていく。だから怖がっている隙があるなら、怖がることを恐れず、情熱のまま突っ走る。その先に通常見えない景色が見えますから」と都市伝説を追求し続ける理由を語った。
また、インタビューの中で日本人の欠点を語った関。「暗記教育されちゃった日本人っていうのは、他の物事に対して順応性が欠けている」と指摘した。
なぜ、日本人は順応性が欠けているのだろうか!? 外国人との違いはどこにあるのだろうか?
「海外の人たちは大陸国でしょ!? 日本は島国。大陸国っていうのはその都度その都度権力者が争いをして塗り替えていく歴史をやってきた。海外の人こそ、母国にある歴史を見るわけ。だけど島国・日本は、今も鎖国体質が残っている。だから新しいモノが目の前に置かれた時、みんな否定から入るんだよ。なぜ否定するのか。否定して否定して、誰かが触り始めたらみんな安心して触る」と説明し、そして「鎖国体質が、これからグローバルに生きていかなきゃいけない日本にとっては、本当に不必要な物の一つになる。もう国内はグローバルに変革していかなきゃいけないの。それなのにグローバル社会に対応できていない昭和の残党が多すぎる。僕も昭和生まれだよ。でも本当に良い意味で伝統と文化は受け継がなければいけないけど、変わるべきタイミングにおいて素直に受け入れて、新しい未来を作り出さなければいけないわけ。過去のしがらみから解放されなきゃいけない」と訴えた。
本格的なインターネット時代を迎えている全世界。関は「すべての情報が見えているようで全く見えていない世の中」と注意喚起し、これからの未来はさらに自分自身で情報の正誤を正確に判断しなければいけないという。
「今までは一方通行的な情報配信の時代だったのに、インターネットっていうのができたよね。同じニュースでも、もう一方から情報が出るわけね。良くも悪くも両極限でちゃんとニュースを捉えて、何が正しいのかは己の目でちゃんと見分けなければならない。己の自己責任の時代なの」と断言した。
「『やりすぎ』を観ている人たちって基本、インスピレーションが高くて、しっかり物事の本質を捉えているんだけど、ただ番組を観ていてニヤける時代は終わった。2013年に入ってから世界的な脅威っていうのがみなさんの前に見えてきている。だからいいかげんメッセージに気づいてください」と警告。
下巻DVDには様々なテラーのエピソードも収録されているが、「僕の話以外にもメッセージが全体に散りばめられている。他のテラーさんの話も聞いて、全体的に捉えるとキーワードとなるポイントが多々出てくる。だからしっかりとメッセージを受け取って欲しい」と呼びかけた。