三崎和雄とのスパーリングで軽快な動きを披露した佐々木。2分2Rの練習で腕十字や袈裟固めなどで三崎からタップを奪い「体調は万全。自分とサンチアゴ選手にしかできない内容の濃い試合をしたい」と意気込んだ。
練習パートナーを務めた三崎も「トータルファイターで何でもできる選手。格闘技では先輩だし、教えるより聞くことが多いですよ」と佐々木の実力に太鼓判を押した。
日本での知名度はまだ低いとはいえ、UFCなど海外で実績を残す佐々木。その実力は折り紙付きだが、ここにきて思わぬ不安が浮上した。
「そればっかり考えちゃうんですよね」。佐々木自身も口にする悩みとはパフォーマンス。入場で歌とダンスを披露する郷野聡寛、3・5戦極旗揚げ戦で試合後にチケット価格に「高いですよね」と語るなどマイクパフォーマンスでも観客を沸かせた三崎と、GRABAKA勢は実力+パフォーマンスというイメージができつつある。それだけに佐々木にも期待が集まるが「う〜ん…」と本人は唸るばかり。悩みの種になりつつあるようだ。