ファンの大声援の中、ロイヤルランブルを制覇した中邑真輔が登場すると、「レッスルマニアでは、AJスタイルズにヒザを叩き込んで新WWE王者になる」と王座奪取を宣言。すると、そこにケビン・オーエンズ&サミ・ゼイン、そして、AJスタイルズが現れた。AJは「レッスルマニアの対戦相手は中邑だ。今日はドリームマッチをドリームチームにして、今日ここでお前たちと対戦してやる。」とタッグ戦を提案。オーエンズ&ゼインが対戦を拒否するも、ブライアンGMはこのタッグ戦を承諾。さらに、翌週のスマックダウンでは、次回のPPV(ビッグマッチ)『ファストレーン』でのWWE王座挑戦権を懸けてオーエンズ対ゼインのシングル戦を組むことを決定した。
タッグ戦では、お互いの直接対決が決まったオーエンズとゼインのチームワークが完全に乱れた。命令口調のオーエンズに対して不満を爆発させたゼインは、場外で言い合いに発展するとそのままステージまで退場。一旦は戻ってくるも再び交代をめぐって揉め退場してしまう。1対2の不利な状況となったオーエンズはたまらず場外に逃げるも、AJがリングに引き戻し、最後は中邑がキンシャサを叩き込んで勝利を収めた。
2年前に新日本プロレス1.4東京ドーム大会でファンを熱狂させた好カードが、『レッスルマニア』という世界最高峰の大会に舞台を移して行われることが“濃厚”だが、今回のスマックダウンで、オーエンズ対ゼインの次期挑戦者決定戦が発表されたことにより、次回PPV『ファストレーン』の結果次第では幻に終わる可能性も出てきた。ここはAJに全力で防衛してもらいたいところ。『ファストレーン』は日本時間3月12日にオハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催され全世界に生配信される。
文・どら増田
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