布川は17歳の時から9年の交際期間を経て1991年11月につちやと結婚。だが、交際中から布川の“女グセ”の悪さはとどまることを知らなかったという。そんな布川に手を焼いていたというつちやは、2017年2月に放送された『怪傑えみちゃんねる』(関西テレビ)で、「(布川が)誰かと付き合ってるっていうのを20人くらい知っています」と、恋愛期間中の布川の浮気人数を明かしている。
つちやは結婚後、芸能界を引退し、専業主婦として布川を支えた。1992年に隼汰、94年に桃花、01年に花音さんを出産。順風満帆な結婚生活を送っているかのように見えた。だが、結婚しても布川のゲスな行動は相次いだ。時には、浮気相手との鉢合わせすることも。布川が別の女性と一晩過ごした形跡があるホテルの部屋に泊まることもあったという。それでもつちやは、愛する布川と子供のために自分を偽り、布川の情事を見逃していたという。
2013年7月に放送された『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)では「(布川の)浮気ぐらいで離婚するのもバカらしいと思っているんですよね」と、布川のこれまでの浮気騒動を水に流す寛大な姿を見せていた。
また、布川も自身の浮気を隠すことなく豪語し、全く反省している様子もなかった。さらに、俳優活動をしている隼汰に至っては、父親の“浮気ネタ”のおかげでバラエティ番組に進出。後になって布川が犯した浮気三昧の“性活”が一家の支えになったとも言えるだろう。
しかし2014年4月、つちやが行きつけの割烹料理店の店主と手をつなぎ、仲良く買い物する不倫劇を『週刊新潮』(新潮社)が報じた。つちやの猛アプローチで、店主との交際がスタートしたという。つちやは会見で「大切な人です」と不倫関係を暗に認めた。さらに、つちやは「今回の件は全部自分の責任」と謝罪。「うやむやにすることもできたが、これからの私の人生できちんとしておかないといけないと思い、嘘偽りのない本心を打ち明けたい」と説明した。
一方、布川もつちやの後を追う形で前代未聞の会見を開いた。会見は『ノンストップ』(フジテレビ系)が生中継。スタジオ内ではゲストとして登場したつちやが夫の会見を見つめるという異例の事態となったのだ。
芸能レポーターからの「(つちやとの関係を)修復したいと思いますか?」との問いかけに「僕は全然大丈夫ですよ。昔から言ってますけど、洗剤のコマーシャルみたいに歳とっても砂浜を手をつないで歩きたいと思ってる」と布川はほほえみ、余裕を見せた。
しかし、画面下のワイプの中から布川を見つめるつちやの眼差しは冷淡無情であった。「離婚について具体的な話なんて全くなかった」という布川に対して「私は大きな覚悟を持って(家を)出た」と断言。すでにつちやは離婚を視野に入れていたとも言えるだろう。騒動について、つちやは「妻として母として、言い訳のできない軽率な行為。バッシングされても仕方ない」と自らの非を認め、さらに「あちら(布川)には一切非がない」と、布川に最後の愛情を送った。きっぱりとした潔ささえ感じられたが、これまで浮気、不倫を繰り返してきた布川に対して、“報復してやった感”が見え隠れした一面でもあった。
浮気夫と潔く決別し、芸能界に本格復帰したつちや。一方、昭和ギャグで哀惜を吹き飛ばしブログを締めくくった布川。それぞれ別の道を歩き始めたが、“芸の肥やし”のしっぺ返しはあまりにも大きかったようだ。
記事内の引用について
布川敏和公式ブログ
https://ameblo.jp/fucknfuckn/