7連勝の勢いは天まで味方につけた!?流れは完全にデスモゾームに向いている。というのも、「とにかく暑さに弱い」と朝倉実師。530kgの雄大な黒鹿毛はとにかく夏の日差しが大の苦手なのだ。
「北海道の能力試験で(半マイル)50秒切るような馬で道営デビューも考えていたが、暑さに弱かった。8月に見に行ったらやせててね」早々と素質の片りんを見せていたにもかかわらず、デビューが3歳2月までズレ込んだのは暑さに弱いせいもあった。
今回も斤量より実は気温を気にしていた師だが、梅雨入りが強い味方となった。「一時、暑いときに少し調子が落ちたけど、最近は涼しいから大丈夫。順調だよ」7日に大井競馬場で行った最終追い切りは単走で5F68秒2(馬なり)。時計以上に力強い脚さばきを披露し、好仕上がりをアピールした。
前走はフジノウェーブとの斤量差が6kg。「斤量の恩恵がなければ差し返せなかったかもしれないが、勝負根性は一級品。まだ緩いところがあるし、夏を越せばもっと良くなる」天井知らずの上昇度でここも一気にぶっこ抜く腹づもりだ。