握手会が終了した会場には、特設のステージが用意され、握手を終えたファンも、相当数が松井玲奈のセレモニーに立ち会うべく帰らずに会場に留まっていた。松井玲奈が登場すると、会場には「ありがとう!」と大歓声が沸き起こり、「兼任ありがとう!」と文字が書かれたプラカードが一斉に掲げられた。
まずは松井玲奈と同じくAKB48との兼任を経験し、この春兼任解除となった生駒里奈が挨拶を行った。「約一年間、お疲れ様でした。芸能界の先輩として、玲奈さんは何から何までプロでした。これからも玲奈さんはずっと乃木坂46のメンバーです。ライバルという立場になりますが、高め合っていける存在になれたら嬉しいです」と、松井玲奈に対する尊敬の念と、共に活動できたことへの喜びを語った。
生駒里奈のスピーチが終わると、花束が贈呈され、松井玲奈はとびきりの笑顔で受け取り、自身の今の気持ちを語った。1年間、SKE48、AKB48、そして乃木坂46の3つのグループを兼任していた松井玲奈。活動を振り返り「初めての兼任で、はじめはよく思わない方もいるのではと不安でした。でもみんなでいい物を作りたいという気持ちは一緒。多くの方に乃木坂46に来てくれて有難うという言葉をかけて頂き、本当にうれしかった。乃木坂大好きです!」と語った。乃木坂46の兼任を終えた松井の表情には、達成感がにじみ出ていた。