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歌手業は好調でも俳優業は正念場の嵐

 ジャニーズ事務所の人気グループ・嵐が東京ドームで行われたイベント「嵐のワクワク学校」の公演最終日を迎えた29日、13枚目のオリジナルアルバムを引っ提げて6度目となる5大ドームツアーを11と12月に行うことを発表したことを各スポーツ紙が報じている。

 各紙によると、5大ドームツアーは11月14日の福岡・ヤフオク!ドームを皮切りに12月23日の東京ドーム公演でフィニッシュ。昨年の80万4000人を上回る84万5000人を動員予定で、自身が持つ単独アーティストによる5大ドームツアーの最多動員数を更新するというのだ。

 「11月3日にデビュー15周年を迎えるだけに、事務所の幹部の嵐にかける意気込みは並々ならぬものがある。チケットをゲットできる人数が増えたところで、回を重ねるごとにチケット申し込みの倍率ははねあがっているし、ツアーグッズなどの物販も相変わらず売り切れ品続出。今やジャニーズナンバー1のドル箱に成長した」(音楽関係者)

 9月にはデビュー時にイベントを行った思い出の地・ハワイで2日間のコンサートを行い3万人を動員する予定だが、「チケットの一部は現地に割り当てられるようだがごく少数。大半は大手旅行代理店と組んで、ファンクラブ会員向けの旅行パックとして発売し、代金は276000円から。すでに完売したようだ」(同)

 歌手としては“集金マシン”の嵐だが、ここに来て、俳優業がやや失速気味。8月1日から31日まで、10年ぶりに製作された気青春映画シリーズの最新作「ピカ☆★☆ンチ(ピカンチ・ハーフ) LIFE IS HARD たぶんHAPPY」(堤幸彦監修、木村ひさし監督)が都内で公開されるが、「4月から放送された『死神くん』(テレビ朝日)に出演した大野智は主演作『怪物くん』がドラマ・映画ともに大当たりしたり、俳優としても実績があるが、ほかの4人はなかなか厳しい現状。『ピカンチ・ハーフ』で俳優としてのインパクトを残しておいて、次回作以降での巻き返しを図りたいようだ」(テレビ関係者)

 事務所の先輩グループ・SMAPのように、俳優業でもメンバー全員が長く稼げる体制を作りたいようだ。

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