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本誌記者“マッチングアプリ失敗”談 ゲーマー美女との協力プレーの結果が何と…

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提供:週刊実話

 すっかり世間は本格的に夏到来である。本誌『週刊実話』で格調の低い記事を任されることが多いフリー記者の私は、GWが10連休もあったのに特に誰とも会うわけではなく、どこへ旅行するでもなく、ただただムダに10日間を過ごしただけだった。

 どれだけ寂しい男と思われようと、こういうときこそマッチングアプリに精を出すしかない! というわけで早速『タップル誕生』を起動してみると、以前“いいね”していた美女とマッチングしたとの知らせが。相手は大阪在住のユウナ(仮名)。プロフィルを見ると、近々転職のため私の住む東京へ越してくるという。

 こちらの質問等にも丁寧な返事で受け答えしてくれ、容姿は幼くした瀬戸朝香似の美人タイプだ。プロフィルに載せている写真は、すべて自分を俯瞰から撮影した自撮りばかりであることから、相当ナルシストなのだろうとは思ったが、悪い印象はない。ユウナはゲーム好きらしく、大阪ではゲームのシステムエンジニアをやっているそうだ。

 東京へはゲームのライターになるためにやってくる…、といった自己紹介を兼ねた会話のラリーをいくつか続けた後、LINEの交換を迫ってみた。ユウナは快くOKしてくれ、LINEではさらにゲームの話を続けた。

 私も休日や平日の空いた時間によくゲームをプレーしており、たまたまお互いのハマっていたゲームが同じだったため、LINE通話をしながらのマルチプレーに誘ってみた。ユウナはこれも快くOKしてくれた。

「変にお金をかけて遠くへ旅行するより、家でまったりゲームできるような関係を築けそう…」私はそんな淡い期待を抱きながら、ついにユウナに電話してみた。

「もしも〜し!」と、若干、声色の高いギャルっぽいがどこかかわいらしい声を聞くと、私は先ほどの淡い妄想をさらに膨らませた。メッセージでやりとりしていたものの、初めての通話は見ず知らずの女性と話すような、程よい緊張感と新鮮味がある。まずは軽く日常的な会話をして、その後、雑談をしながらゲームの協力プレーをしていった。

 その中で、ユウナは大手のゲームの攻略記事サイトの運営会社に転職すること、満遍なくゲームの記事を書くため、かなりのソシャゲをスマホに入れていること、転職先では多数のユーチューバーが在籍しており、その人たちに会いたくて転職したことなどを知った。ゲームが生活のすべてになっているようなユウナ。実際、協力プレーをしたゲームでは私のランクよりもはるかに上で、腕前も桁違いだった。

 結局、通話は2時間にも及び、まるで家デートでゲームをしているかのように盛り上がった。ユウナは過去のマッチング相手と比べても非常に愛想がよく、私はこの子とまたゲームができるよう、LINEでの会話を絶やさなかった。

 そして後日、私は前回よりも難易度の高いクエストを彼女と挑戦してみたいと思い、またLINEで話し掛けてみた。ユウナはOKしてくれ、前回同様、通話することになったのだが、なぜかユウナは以前話したときよりも覇気がない。会話もイマイチ盛り上がりに欠け、どこか不機嫌そうな印象を受ける。そしてゲームの方も会話と同じでうまくいかず、早々にゲームオーバーとなってしまった。

 すると次の瞬間、ユウナが突然通話を切った。思うようにゲームが進まないイライラなのか、ただの気分屋なのか、たまたま生理日だったのか…。

 それからというもの、何度かLINEで会話をしたが、ユウナの愛想は極端に悪くなり、ついに東京へ転職してきた日を境に、返信はぱったりと来なくなった。

 私が高橋名人級の腕前なら、ユウナともっと仲良くなれたのだろうか。今度はゲームが下手な女性を狙うとしよう。

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