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知ってる? 知らない? 漢字にまつわるそうだったんだベスト3

 私たちが日常何気なく使っている漢字。実は、不思議なことがたくさん…。「えっ! そうだったの」と思うような例をいくつかピックアップ。

★読み間違いやすい 漢字ベスト3

 3位 河川敷 ×かせんじき ○かせんしき
 (よく「かせんじき」と読まれているが、実はこの場合の「敷」は濁音にならない)
 2位 一段落 ×ひとだんらく ○いちだんらく
 (熟語は音読みないし訓読みで統一するのが基本。「だんらく」は音読みなので、「一」も音読みの「いち」とする)
 1位 肉汁 ×にくじる ○にくじゅう
 (「にく」は実は音読み。ちなみに訓読みだと「しし」。そこで音読みで統一すべく、「汁」も音読みの「じゅう」となる)

★書き間違いやすい 漢字ベスト3

 3位 はなよめしゅぎょう ×花嫁修行 ○花嫁修業
 (「修行」だと、心身浄化を習いおさめて仏道に努めることを指してしまう)
 2位 てきかく ×リーダーとして「的確」な人物である
 (「適格」は十分な資質を備えていることで、「的確」は的を外さず間違いがないことを示す)
 1位 はいふ ×営業会議に備えて、参加者に資料を「配布」する
 (よく「配付」と「配布」が間違えて使われる。特定の1人1人に配る場合は「配付」、不特定多数にばらまくときは「配布」を使う)

★ルーツに驚く漢字 ベスト3

 3位 伏
 (王様の棺を守るために、人(軍人)と犬をお墓の下に棺と一緒に埋めたことから)
 2位 蚊
 (「ブンブン」飛ぶ虫だから、文(ブン)+虫で「蚊」という説が)
 1位 趣
 (敵兵の耳を引きちぎって持って帰る姿から)

★言われてみれば不思議な漢字 ベスト3

 3位 鼻血の読み方は「はなぢ」なのに、「地震」はなぜ「ぢしん」ではなく「じしん」と読むの?
 (一文字目で濁る場合は「ぢ」ではなく「じ」になることが多いから)
 2位 「貴」も「様」も相手を敬う意味なのに、なぜ「貴様」だと相手を侮辱した意味になるの?
 (「貴様」も元々は尊敬する意味だったが、時代の経過とともに経緯が薄れてしまった)
 1位 「卵」と「玉子」って別物なの?
 (食べる前の殻つきの状態が「卵」で、料理したものが「玉子」となる)

 その他にも、知って納得、思わず話したくなる漢字のオモシロ話が多数紹介されている原案・卯月啓子、漫画・うだひろえのコミックエッセイ『意外に知らない、けっこう間違いやすい漢字』』(2013年2月アスコム刊)。忙しいビジネスマンにも楽しみながらサラッと読めるぞ。

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