この番組は博多華丸・大吉と千鳥という、売れに売れているお笑いコンビ2組がMCの番組で、芸能人たちが明日誰かに話したくなるような絶対に面白い話「テッパン話」を4人に披露するというもの。テッパン話には感動話や怪談話、都市伝説なども含まれており、第1回では伊集院光や麒麟・川島明以外にも映画コメンテーターの有村崑、タレントの鈴木奈々らお笑い芸人以外のタレントも出演。幅広いジャンルからテッパン話を披露していくという。
ところが、放送開始直後からネットでは同番組の編成について違和感を示す声が多数あったという。
同番組は個性の強い博多華丸・大吉と千鳥をMCに据えた一方、ゲストが他のバラエティ番組に比べて多かった。この日は上記のゲストに加え、スタジオゲストに女優の吉田羊、ロケゲストとしてDA PUMPが登場するという豪華な編成だった。
しかし、基本はお笑いを交えたうんちくをゲストが話し、4人がリアクションする展開が続いた。ネットでは「せっかく博多華丸・大吉と千鳥がメインなのに聞き役ではもったいない」「4人のトークが聞きたかったのに」「初回から完全に迷走している」との声が続出したのだ。
また、吉田が登場したスタジオゲストコーナーでは、吉田がカラスのモノマネをしたり、幼稚園時代や高校時代の写真を披露するなど奮闘。しかし、途中から博多華丸・大吉の高校時代の写真が登場し、吉田が置き去られる展開になるなど、初回からお笑いファンが思わず首をかしげるような演出が相次いだのだという。
『テッパンいただきます! 』はその後も、ロケ企画でDA PUMPが登場するなど、細かいコーナーをたくさん配置していたが、どれも未消化状態で終わってしまったと視聴者は指摘している。
ネットでは「この2組が喋るだけで面白いのに勿体ない」「ゲストの無駄遣いで呼ぶだけ失礼」とやゆされた。
おそらく初回ゆえにスタッフがさまざまな策を考えたのだろうが、逆に個性を殺す結果に。開始早々厳しいスタートを切ったようだ。果たして、火曜22時という激戦区の「テッパン番組」となれるのだろうか……?