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側近続々銃殺か 金正恩復帰で勃発した北朝鮮血みどろ大粛清

 長期間、表舞台から姿を消していた金正恩第一書記が復帰したばかりの北朝鮮で、恐ろしい出来事が起きている。党や軍部の大幹部が、次々と消息不明となる事態が勃発しているのだ。
 外務省関係者が言う。
 「筆頭は、正恩の側近中の側近といわれた馬元春国防委設計局長です。同氏は今や北朝鮮のシンボル建設物とされる、馬息嶺スキー場や平壌のウオーターパークを建設。その功労で勲章を授与された人物だが、正恩が病床から復帰して行われた10月14日の衛星科学者住宅地区訪問、続く延豊科学者休養所訪問時にも姿を見せず、その安否が気遣われているのです」

 しかも、異変はこれだけではない。空軍を取り仕切る李炳哲航空軍司令官が、第一書記の出席した空軍訓練参観現場に参列せず、これが物議を醸しているのである。
 「おかしな消息不明者はまだいる。北朝鮮では仁川アジア競技大会に出席した選手の大半が軍人だが、金正恩が同大会の金メダリストたちを激励した会場に、李永吉軍総参謀長の姿がなかったのです。またその一方、韓国情報筋には、最近『北が逓信相ら6人の閣僚を粛清』との情報がもたらされており、沈哲浩逓信相が殺害された可能性もある。さらに『他幹部20人近くも銃殺』との情報も錯綜し、国内で側近幹部の大粛清が行われ始めた可能性が指摘されているのです」(北朝鮮に詳しいジャーナリスト)

 もしも、こうした情報が確かなら、まさにその行状は“ご乱心”ともいえる。それだけに、米国や韓国の諜報筋は必死になって北の情報を集めているのだ。
 日本の公安関係者が言う。
 「CIA筋は、正恩が相当精神的に躁鬱状態で危ういか、中国の金王朝潰しが最側近にまで及び、それを大粛清したとみている。その証拠に北朝鮮は、最近急に『中国は1000年の敵!』と唱えだした。精神面が不安定な場合は何かの拍子に南戦に踏み切る可能性もあり、極めて危険な兆候と分析しているのです」

 「殿ご乱心」の場合には、日本の拉致問題解決もはるか彼方に吹っ飛びそうだ。

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