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【週刊テレビ時評】“視聴率男”の真価問われる木村拓哉 復活「HERO」初回は「半沢直樹」超えるスタート

 01年1月期に放送された伝説の大ヒットドラマ「HERO」(木村拓哉主演/月曜日午後9時〜)が、13年ぶりにフジ“月9”に帰ってきた。

 ヒロインが松たか子から北川景子に代わった新「HERO」初回(7月14日)は30分拡大で放送され、視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は26.5%と好発進した。これは、今年放送されたドラマでは、NHK連続ドラマ小説「ごちそうさん」(杏主演)の25.3%(3月13日)を抜いてトップとなった。

 13年前に放送された「HERO」は初回=33.4%、最高(最終回、第8話)=36.8%、全11話平均=34.3%の高視聴率をマーク。これは、キムタクが主演した連ドラのなかで最高の数字となっている。

 “平成の視聴率男”の名をほしいままにしてきたキムタクだが、近年、その主演ドラマの視聴率は低下。同じフジ月9枠で12年10月期に放送された「PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜」は全話平均17.7%にとどまった。

 13年10月期の「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜」(TBS/日曜日午後9時〜)は柴咲コウとのコンビ復活で話題になったものの、一度も20%を超えられず、全話平均12.8%で、キムタク史上ワーストの平均視聴率となってしまった。

 今年3月15日、16日に2夜連続で放送されたテレビ朝日開局55周年記念ドラマ「宮本武蔵」も、第1夜が14.2%、第2夜が12.6%と低調で、“視聴率男”の称号は「半沢直樹」の堺雅人に移りつつある現状だ。

 それだけに、「HERO」ではキムタクの真価が問われるわけだ。こと初回に関しては、最終回で40%超えを果たした「半沢直樹」(13年7月期/堺主演/TBS/日曜日午後9時〜)の19.4%、「家政婦のミタ」(11年10月期/松嶋菜々子主演/日本テレビ/水曜日午後10時〜)の19.5%を大きく上回った。

 キムタクとしては、第2話以降も高視聴率をキープして、「キムタク健在」を大いにアピールしたいところだ。

 他の新たにスタートしたドラマでは、10人の脚本家と10組の名優が贈るオムニバスドラマ、TBS「おやじの背中」(日曜日午後9時〜)の第1話(7月13日)「圭さんと瞳子さん」(田村正和/松たか子)は15.3%と上々だった。

 EXILEのAKIRA主演の「GTO」続編(フジテレビ/火曜日午後10時〜)の初回(同8日)は9.7%で、いきなり1ケタ台。

 フジ55周年記念ドラマ「若者たち2014」(妻夫木聡主演/水曜日午後10時〜)初回(同9日=30分拡大)は12.7%。

 「Kis-My-Ft2」・玉森裕太主演の「信長のシェフ」続編(テレビ朝日/木曜日午後7時58分〜)初回2時間スペシャル(同10日)は9.7%。

 TBS「ペテロの葬列」(小泉孝太郎主演/月曜日午後8時〜)初回2時間スペシャル(午後7時〜)は9.1%。

 渡瀬恒彦主演「警視庁捜査一課9係」第9シリーズ(テレビ朝日/水曜日午後9時〜)初回(同9日)は11.9%。

 「同窓生〜人は、三度、恋をする〜」(井浦新主演/TBS/木曜日午後9時〜)初回(同10日=15分拡大)は10.9%。

 テレビ東京「ラスト・ドクター〜監察医アキタの検死報告〜」(寺脇康文主演/金曜日午後7時58分〜)初回2時間スペシャル(同11日)は7.0%。

 深夜ドラマ「水球ヤンキース」(フジテレビ/中島裕翔主演/土曜日午後11時10分〜)初回(同12日)は8.8%。

 また、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第28話(同13日)は17.5%で、4週ぶりに17%台を記録。これは、第24話と並んで、過去3位タイの好視聴率となった。
(坂本太郎)

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