「キムタクが『安堂ロイド 〜A.I.knows LOVE?〜』をやっているころですが、フジテレビでキムタクのドラマ主演の話が持ち上がっていた。まだまだ仮定の話でしたが、フジ側は『HERO2』をやりたがっていた。フジとしては『ガリレオ』や『リーガルハイ』の続編モノでしっかりと数字を残してきた。『ショムニ』こそ失敗しましたが、続編モノはまだまだ行けると踏んでいますからね」とあるテレビ局関係者。
ちょうどそのころは『安堂ロイド』がコケていたころ。「あまりの視聴率の低さに、このままではキムタクの名が廃ると見たんでしょう。ジャニーズのほうも気乗りこそしないが、いたし方がないかもという雰囲気だったんです。それで、7月にもという雰囲気はあったんですが、やはり土壇場でジャニーズ側がやっぱりと踏みとどまったんです。あの話は完全に白紙になっちゃいましたよ」と同関係者。
この白紙になった背景には3月にテレビ朝日で放送される開局55周年ドラマ『宮本武蔵』の影響が大きいのではと言う。「いままでのキムタクは『時代劇はできない』と言われてきた。でも、今回の『宮本武蔵』はかなりいい出来に仕上がっているそうで、手ごたえを感じている。キムタクにとっては新境地開拓ですし、テレビ朝日でドラマというのも新鮮だったようです。
ここ数年のキムタクはTBSとフジテレビでしかやってこなかったけど、そろそろいろんな意味で目先を変えていって、『キムタク健在』というのをアピールしていこうとしているみたいですよ」とは別のテレビ局関係者。
まずは『宮本武蔵』で新生キムタクを見たい ところだ。