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「データを無視してみる」 高松宮記念 藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 中京は2戦しかしていませんが、2戦とも好成績なのがアレスバローズ。この馬にとっては走りやすいコースなのかもしれません。他のコースでも好成績は勿論ありますが、京都と中山が逆に不得意だったと推理すると、ここ3戦の成績は無視出来ると思います。それでも前走のシルクロードSは掲示板に載っていますし、その時の斤量は57.5kgで勝ったダノンスマッシュより重かったのですから、ダノンスマッシュを買うなら、今回は同じ斤量になるのですから買えると思います。

 更に、コースで逆に考えると、中山、京都は得意でも中京はどうなのかとなると、モズスーパーフレアとダノンスマッシュが怪しくなります。中山だからモズスーパーフレアは前で残れたという考え方ですが、前走のレースを見る限り、昨年のこのレースで3着だったナックビーナスが追い続けても、モズスーパーフレアに届く事はありませんでした。モズスーパーフレアは絶好調なのかもしれません。そして、流行のロードカナロア産駒のダノンスマッシュ。この馬も絶好調といえるかもしれません。2連勝中でお父さんの血が騒いだかのようです。

 この2頭が活躍する展開なら、ナックビーナスも馬券に入れたくなりますが、走って来たレースの毛色が違う馬達も参戦しています。ミスターメロディの持ち時計を見ると、このメンバーに引けを取らないものがあります。5走前のファルコンSでは、モズスーパーフレアに先着しています。距離1400mだし、偶々だった可能性もありますが、他の持ち時計は安定しています。前で競馬を進める事ができれば、持ちこたえるかもしれません。また、前走を考慮するなら、ミスターメロディより先着したロジクライは荒削りですが、もっと持ち時計が良いです。

 更に見れば、昨年は、このレースで2着だったレッツゴードンキ。前走は、ミスターメロディとロジクライに先着しています。この馬は馬券に入れて置いた方が良いと思います。そして、馬券的には有力馬の枠に挟まれたペイシャフェリシタ。力差を計る為にキーンランドSを使うとなると、この馬を無視するのも辛いです。

 1分で終わってしまう1200mのレースです。ミスや出遅れが大きく響いてしまう事が多い気がします。馬券を組み立てるのは難しいので、人気馬から流される馬券が売れると思います。データでは、前走より斤量が軽くなっている馬が勝つ傾向にあるデータもありますが、細かく見ると、前走より1kg以上軽くなっている条件もあるので、その条件に当てはまるのは、セイウンコウセイと0.5kgですがアレスバローズ。

 稍重の時にセイウンコウセイが斤量が2kg重くなって勝った事もあります。しかし、当日は晴れ予想です。今回のメンバーは、斤量が重くなる馬が多いです。斤量1kg増で、昨年ナックビーナスが3着、稍重と馬場不良だったハクサンムーンが2着1回3着1回、ソルジャーズソングが3着、スノードラゴンが2着。なので、過去10年で見ると確率は薄いです。

 このデータだけを見ると、まさかの牡9のティーハーフの可能性も出てきます。セイウンコウセイの調子が良くなくても、悪くなければ推したいのですが、どうしてしまったのか絶不調です。牝馬も活躍するレースでもあり、過去10年で6回馬券に絡んでいます。しかし、前走より斤量が軽くなっているのが好条件で、重くなって馬券に絡んだのは先に述べたナックビーナスだけです。

 馬券は2つの展開で買います。斤量の法則を無視と取り入れた馬券で攻めてみます。

ワイドBOX11、13、8、9
ワイドBOX6、4、5、12

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