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宿題が終わらず母親に注意された13歳少年 数時間後に自宅のトイレで首を吊って自殺

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 新学期が始まったが、夏休みの宿題に追われた学生は多いだろう。宿題のプレッシャーから死を選んだ子供がいる。

 マレーシア・ペナン州で13歳の少年が、宿題が終わらなかったことがきっかけで自殺したと海外ニュースサイト『New Straits Times』と『The Star Online』が8月25日に報じた。報道によると、8月24日、少年が自殺をする数時間前、母親が宿題をするように言ったそうだ。その後、母親が宿題を終えているか確認すると、少年は「まだ終わらせていない」と話したという。

 少年は、宿題が終わっていないと伝えた後、トイレに入った。同日の午後8時30分ごろ、少年がトイレから30分以上も出てこないことを不審に思った父親がトイレのドアを叩いたが返答はなかった。父親がトイレのドアを壊し中に入ると、少年はタオルを使って首を吊っていたという。父親は心肺蘇生をして救急車を待ったが、少年は病院に向かう途中の午後10時55分ごろ、死亡した。宿題が夏休みのものであったかは不明だ。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「宿題ができないだけで自殺してしまうなんて驚く」「両親も気の毒。責任を感じているはず」「宿題をやらなければと思ってもできない子もいる。学校や親がプレッシャーをかけすぎたのでは?」などの声が挙がっていた。

 宿題が終わらずプレッシャーを感じて子供が自殺した事件は、海外だけではなく、日本でも起きている。

 鹿児島市で、当時中学3年生だった男子生徒が、夏休みの宿題の提出を促された後に自殺したと『朝日新聞デジタル』が2018年9月に報じた。同記事によると、男子生徒は2学期の始業式があった9月3日、夏休みの宿題の一部が未提出だったそうだ。男子生徒は3日の午後1時すぎ、40代の女性教師から10分ほど、職員室で宿題を提出するよう指導された。指導を受けた男子生徒が泣いているのを同僚の教師らが確認したという。

 その後、男子生徒は帰宅したが、3日の午後6時ごろ、自宅の2階で自殺している男子生徒を母親が見つけた。同記事によると、鹿児島市の教育委員会は、宿題を提出するよう促した女性教師の指導に問題がなかったか調査したという。なお、遺書は確認されていない。

 宿題が終わらず、教師や親に怒られた経験がある人は多いだろう。宿題が終わらないことに責任を感じ、自殺してしまう学生もいるようだ。

記事内の引用について
Homework pressure drives teen to hang himself(New Straits Times)より
https://www.nst.com.my/news/nation/2019/08/515930/homework-pressure-drives-teen-hang-himself

Teenager hangs himself after failing to cope with schoolwork(The Star Online)より
https://www.thestar.com.my/news/nation/2019/08/25/teenager-hangs-himself-after-failing-to-cope-with-schoolwork

担任の指導直後、中3男子が自殺 夏休みの宿題提出促す(朝日新聞デジタル)より
https://www.asahi.com/articles/ASL953C60L95TLTB004.html

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