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腰に8本の針が刺さったまま10年間生活した男性 4時間以上の手術で針が取り除かれる

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画像はイメージです

 日常生活に大きな差し障りがなければ、ちょっとした身体の痛みを放置してしまう人はいるだろう。海外では体内に入った異物を長い間、放置し生活していた人がいる。

 中国・湖南(こなん)省で、55歳の男性が8本の針が体内に刺さったまま10年間生活していたと、海外ニュースサイト『Oddity Central』が8月28日に報じた。同記事によると、男性は右側の腰に痛みを感じることがたまにあったが、仕事が忙しく、長年病院に行かずに放置していたそうだ。しかし今年の8月初旬、背中の強い痛みに襲われ男性は医師の診断を受けることに。レントゲン検査で、右側の腰に8本の針が刺さっていることが分かった。

 同記事によると、男性は10年前に職場のごみ箱の上に転んだことがあり、転んだ際にゴミ箱の中にあった針が右側の腰に刺さったという。男性は、腰に刺さった針を全て自分で抜き取ったと思っていたが、いくつかの針は体内に残ったままだったようだと伝えられている。

 何本かの針が重要な筋肉に刺さっていたため、男性が走ったりストレッチをしたりすると、筋肉を傷つける可能性があった。医師はできるだけ早く手術をし、針を取り除くよう促した。8月15日に手術が行われ、4時間以上の手術を経て、男性の体から全ての針が取り除かれた。幸いにも男性は回復し、今後は痛みを感じることなく通常の生活を送れるという。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「10年も気づかないものなのか。痛みに慣れてしまっていたのかも」「10年間も針が体内にあったなんてゾッとする」「10年前、針が腰に刺さった時点で病院に行くべきだった」「心臓に針が到達していたら大変だった。致命傷にならず、痛みだけで済んでよかった」などの声が挙がっていた。

 海外には、体内に針が刺さったまま生活していた人が他にもいる。

 中国・河南(かなん)省で、8歳の男児が、首に3本の針が刺さったまま、5〜6年間生活していたと海外ニュースサイト『AsiaOne』が7月に報じた。同記事によると、男児は運動不足でよく転倒していたが、家族はさほど心配していなかったそうだ。男児が首の痛みを頻繁に訴え、時には泣くこともあったため、家族が男児を病院に連れていった。

 男児が病院でCTスキャンを受けたところ、首に3本の針が刺さっていることを確認した。2本は神経が多く通る脊柱の隙間に刺さっていて、1本は気管の近くに刺さっていたという。医師は非常に危険な状態であると家族に告げ、一刻も早く手術をすべきだと伝えた。7月7日、針を取り除く手術が行われ、7時間以上の手術の後、全ての針が取り除かれた。針がいつどのように男児の体に刺さったのかは分かっていない。幸いにも、男児は回復している。針が神経に刺さっていたら、痛み以外の後遺症が残る可能性があったが、針が神経に刺さる前に手術したため、痛み以外の後遺症はないという。

 今回の2事例は、大惨事になる前に取り除くことができた。想像もできない事態だが、身体に異変を感じたらすぐに受診した方がよさそうだ。

記事内の引用について
Pain in the Butt – Man Somehow Lives with Eight Metal Needles Stuck in His Behind(Oddity Central)より
https://www.odditycentral.com/news/pain-in-the-butt-man-somehow-lives-with-eight-metal-needles-stuck-in-his-behind.html

8-year-old boy in China found with broken needle lodged in his neck for 6 years(AsiaOne)
https://www.asiaone.com/china/8-year-old-boy-found-broken-needle-lodged-his-neck-6-years

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