問題の発言はTwitterにて8月6日の朝9時頃より断続的にアップされた物。「やばいやばいwwwうちのホテルに櫻井翔くん泊まったんだかwwwこれから泊まった部屋行ってくるwww(本文ママ)」から始まり、「使用済みタオルの匂いを嗅いだ」「ベッドに寝ておいた」、またチェックアウト直後の部屋の様子を写真に撮り、画像を掲載するなどした模様。
問題を起こした本人はTwitterのアカウントを既に削除しているが、その発言内容の多くがウェブ上に残っていたために本名や勤務先である問題の宿泊施設名まで既に割り出されている現状だ。しかし、本人は自分のしたことの深刻さに気づいていなかったのだろう、アカウント削除直前に「ネタでやったことがまさかのwww」と残しているが、その発言内容からは事の重大さに気づいていない様子が見受けられる。
ホテルでなくても、どんな業種であろうと顧客情報は守秘義務によって守られるべき物である。ましてやそれが芸能人等の有名人なら尚更だ。これ以前にもアディダスの社員が契約中の選手を中傷する発言を残すなど、Twitterでは業務上知り得た内容を流出させて事件となる様子がたびたび見受けられる。誰もが気軽に書き込みできてしまうためか、自分の発言が世間に向けて公表されていること、内容によっては勤務先である企業の信頼すら落とすということに気づかぬまま、注目されると言うことで度が過ぎた発言をしてしまうのだろう。
一連の発言を見たネットユーザーからは「従業員の教育がなってない」、プライバシーが覗かれた上にTwitterに晒されたことから「こんなんじゃ(一般人でも)ホテル泊まるの怖い」との発言が散見された。また「従業員のモラルに任せるのにも限界があるな」との意見もあり、改めてコミュニケーションツールを用いる側の意識を再確認させる事例でもあった。
一般人がホテルを普通に利用するのと違い、芸能人、それも人気のアイドル等が利用したとなると、どうしても注目を浴びてしまう物。とはいえ、今回の騒動はジャニーズ故の有名税と言うには気の毒になる話だ。