各紙の記事をまとめると、ドラマはオリジナルで、2113年から現代にやってきたキムタク演じる主人公・安堂ロイドと、柴咲コウ演じるヒロイン麻陽の時空を超えた恋物語。ある人物から依頼を受けたロイドが机の引き出しから現れ、抹殺されたキムタク演じる天才科学者の婚約者で何者かに命を狙われる麻陽を守っていくというストーリー。
主演ドラマで総理、パイロット、レーサー、脳科学者、アスリートなどを格好良く演じてきたキムタクだけに、次の役柄が注目されていたが、スケールアップしついに現実世界を超えてしまった。
「どんな役を演じても結局、キムタクはキムタクでリアリティーがなかったので、制作サイドもついに思い切ったようだ。とはいえ、『机の引き出しから現れ』というのが何となくドラえもん的な発想で、思いっきり当たるか思いっきり外すかギャンブル的なドラマになりそう」(テレビ関係者)
キムタクの主演ドラマと同じ日曜午後9時枠で7月から放送されている堺雅人主演のドラマ「半沢直樹」は回を重ねるごとに視聴率がアップするなど大ヒットしているだけに、その勢いに少しでもあやかりたいところか。とはいえ、キムタクがパイロット、柴咲が整備士を演じた03年放送のTBS系ドラマ「GOOD LUCK!!」は最終回の平均視聴率が37.6%を記録。“最強タッグ”の復活だけに、早くも局内での期待も高まっているに違いないが、「03年はキムタクが絶頂期で、柴咲は売り出し中で勢いがあった。ところが、今や2人とも“下り坂”で、ドラマ全体の視聴率も下がっている」(同)というだけに、過剰な期待は禁物のようだ。