小山ゆうの人気コミックを舞台化した本作。川栄は刺客として育てられ、幕末維新の闇を駆け抜けるヒロイン・あずみを熱演する。
川栄は「稽古場から本当のステージに立って、風景や広さが全然違うことに戸惑いもありますが、日々、研究しつつ頑張ろうと思っています。千秋楽に行くにつれてよいものにしていきたいです」と心境をしみじみ。殺陣についても共演者の早乙女友貴(早乙女太一の実弟)から「殺陣が初めてということで大丈夫かなという気持ちはありましたが、上達のスピードが速くてびっくりしました。何も心配することはないですね」と太鼓判を押されると、「早乙女さんに全部教えてもらったんです」と嬉しそうな表情。
初舞台とあり、“おバカキャラを封印”して挑んだというが、共演者からは「裏では馬鹿でした」と異論を唱えられる一幕もあり、構成・演出を担当した岡村俊一は「子役の子が持ってきた漢字のドリルがほぼ読めなかった」と川栄の“おバカ”エピソードを明かして会場の笑いを誘った。
川栄は冷やかされながらも「舞台に自分が出るなんて考えたこともなかったので、新鮮な気持ちです。気を引き締めていきたいです」と意気込み。殺陣についても「今後も挑戦していきたい」と話していた。
会見には浅香航大、渡部秀、岡本あずさ、町田慎吾、佐藤祐基、細貝圭も出席した。
(取材・文:名鹿祥史)
舞台「AZUMI 幕末編」は9月/11日〜24日まで新国立劇場 中劇場で公演