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京都牝馬S(GIII 京都芝1600m 3日) 本紙・谷口はブルーメンブラット

 「ここも攻め馬がわりで大楽勝や」
 陣営がドバイへの壮行レースとばかり、鼻息が荒かったヴァーミリアンだが、川崎記念をよもやの右飛節炎で出走取消。追い日が23日の水曜から木曜へ、そして木曜から27日の日曜へと目まぐるしく変更された現実を前に、栗東トレセン内では“ヴァーミリアン危うし”の怪情報がまことしやかに流れていた。
 サラブレッドは生身の生き物。突発的なアクシデントなら仕方ないが、仮に予期できる兆候があったならば、関係者は根幹である“公正競馬”を保つ意味でも、すぐに公表すべき。猛省してもらいたい。
 もっとも、リーディング争いでは例年、トップクラスに顔を出す層の厚い石坂厩舎のこと。駒はそろっており、今週は上昇著しいブルーメンブラットを京都牝馬Sに送り出す。
 安藤師の勇退に伴って、昨年のヴィクトリアマイル後に転厩してきた同馬だが、災い転じて福となす。目を外傷し、ストークSを取り消した直後に出されたリフレッシュ放牧が吉と出て、復帰後は白秋S→オーロCを縦横無尽に駆け抜け連勝。暮れのGII・阪神Cは4角で弾かれる不利を受け、V3での初重賞制覇を逃したが、GI馬スズカフェニックスをもしのぐ上がり3F34秒フラットの末脚はまさしく「負けて強し」の惜敗3着だった。

 前厩舎時代から期待の声が大きかった未完の大器。ここまで良くなってくれば、担当の濱名助手が「前走後はプールに入れて調整してきたんですが、ホント、落ち着きが出てすごく具合がいい。前走も勝負どころで内と外からこられて一瞬ひるんだ分の差。それでいてスズカにあそこまで詰め寄ったんだから、牝馬限定のここなら当然、力が入りますよ。春の大レースに直結するレースですからね」と強気に構えるのも無理はない。
 幸いにして、ヴァーミリアンの症状は軽く、ドバイ遠征にまったく支障はない模様。ここは機が熟した5歳牝馬ブルーメンブラットがヴァーミリアン級のパフォーマンスで圧勝する。

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