プロゴルファーやシングルプレイヤーを見てみると、スイングに関しては個性的なスタイルで打っている人もいますが、アドレスに関しては一貫しています。
逆にアベレージゴルファーやビギナーゴルファーはスイングばかりに気持ちが向いてしまい、肝心なアドレスがおざなりになっている人が少なくありません。どんなに時間がかかっても正しいアドレスを身につけましょう。横から見た写真と後方から見た写真で、正しいアドレスを再確認してください。
良い例 ボールの位置はほぼ身体の中心。両肩から腕はリラックスした状態で、体重は左右五分五分にかかっている。手の位置はボールより少し前、ハンドファーストのポジション(1)
悪い例 (2)は左に体重がかかりすぎて、頭がボールより前にある。これだとインパクトで窮屈になってしまって身体が伸び上がる
(3)は右に体重がかかり過ぎて手がボールより後ろにきている。上手に打ててもボールが上がり過ぎて思ったように距離がでない。また、右に体重が残ると右肩が下がり、ダフリの原因にも
良い例 正しい前傾(背骨の角度)姿勢を作るには、両足の土踏まずに重心を置き、尾てい骨が上を向くようなイメージで下腹に力を入れる。両腕は垂直にダラリと下がった状態で、ボールとの距離はグリップエンドとおへその間に握りこぶしが1個半〜2個入るくらい。身体の向きは飛球線(黒いバー)に対し、ヒザ・腰・肩・目線を平行に合わせる(4)
悪い例 (5)はつま先に重心がかかってお尻が後方に落ち、何かに座ってしまっているような状態になっている。これだと前傾姿勢が上手く作れず身体が開きやすくなってしまう
(6)はかかとに重心がかかり過ぎて両ヒザが伸び、棒立ちの状態。前傾姿勢は作れているが両腕に力が集中し、力みやすくなる。これだと当たりにムラが出て安定しない
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<プロフィール>
おぐら・だいご 1974年7月14日生まれ、東京都出身、血液型A型、ゴルフ歴12年。2007年日本プロゴルフ協会入会、アメリカのジム・マクリーンゴルフアカデミーに2年半留学、現在は都内を中心に活動中。生徒の中にはWBCで活躍したA選手を含む有名人も多数。