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EXILEのメンバーがハマったネット選挙の“落とし穴”

 NHKが12日にEテレで放送予定だった「Eダンスアカデミー」に子どもたちにダンスを教えるためレギュラー出演している人気グループ・EXILEのメンバーが、自民党の比例代表候補者を応援する写真がインターネット上に掲載されたとして、同番組の放送を急きょ取りやめたことを各全国紙・スポーツ紙が報じている。

 報道をまとめると、問題となったのは候補者のブログやフェイスブックで8日付で公開された2ショット写真で、候補者は自身のポスターを持ち、メンバーは「がんばって下さい!!」と書き添えたサインを掲げているというのだ。今回の参院選から選挙活動へのネット利用が解禁されて、候補者は公示後も、選挙活動の様子を自身のブログやフェイスブックで紹介することが可能になったが同局は「選挙期間中は政治的公平性に疑念を持たれないよう配慮しているため」として放送の取りやめを決定。来週19日の放送も取りやめ、参院選終了後の26日から再開するという。

 「なぜか、記事ではEXILEのメンバーと候補者の名前が伏せられているが、同番組のHPからたどると簡単に発覚。メンバーはパフォーマーのUSAで、候補者はユニット名・東京プリンとして同社所属のアーティストでもある伊藤ようすけ氏。伊藤氏はアッキーこと安倍首相夫人の昭恵さんの“推薦”で自民党の公認を受け、自民党が試験的に立候補して“ネット候補者”として街頭演説や集会を行わずネットでの選挙活動のみで当選を目指している。今回は思わぬ“落とし穴”にUSAがハマってしまったが、USAが選挙期間中にNHKに出演できないということは、7日の伊藤氏のブログに2ショット写真が掲載されていた浜崎あゆみも出演できないことになる。エイベックスも伊藤氏もまさかそこまでは考えが及ばなかっただろう」(音楽関係者)

 公示された4日の伊藤氏のTwitterのフォロワーは約1200人だったが、13日午後の時点で約1700人。これまでの選挙期間中での“集票”は500人程度だが、果たして、USAや浜崎の応援は実るのか?

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