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「損得の奴隷になっているのは滑稽」電気グルーヴのCDなど出荷停止抗議運動で会見 6万人以上の署名集まる

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ピエール瀧

 4月15日14時30分頃から、文部科学省記者クラブで「電気グルーヴ作品の出荷・配信停止の撤回を求める署名に関する記者会見」が行われた。署名の発起人は社会学者の永田夏来氏、音楽研究家のかがりはるき氏。両氏のほか、首都大学東京教授の宮台真司氏、ミュージシャンの巻上公一氏、ミュージシャンのダースレイダー氏らが出席し、今回の署名運動の意図を語った。

 記者会見は麻薬取締法違反の罪で逮捕、起訴されたピエール瀧被告が所属するユニット「電気グルーヴ」の音源・映像を出荷停止、在庫回収、配信停止する処置をとった音楽レーベル、ソニー・ミュージックレーベルスに対して処置の撤回を求めたもので、今回の運動で集めた6万4,606人分の署名を提出したと発表した。

 会見は約1時間。出席者は「楽曲は作者だけではなくユーザー側の財産である」と主張したほか、配信を停止したことで、電気グルーヴが過去に発売したCDやDVDが高額な値段で取引されている事実、日本以外にもアメリカやオーストラリアなど、テクノ音楽が人気となっている世界各国からの署名も多く届いたことも伝えられた。

 会見によると、今回の署名に対する回答を6月1日までにソニーミュージックレーベルスに求めているといい、今後の動向が注目されている。

 会見はニコニコ生放送でも中継され、平日の昼というネットユーザーの集まりづらい時間帯にもかかわらず、4500人を超える視聴者、約4000件のコメントが集まり、今回の記者会見に対する注目の高さを物語っていた。

 ネットでは、今回の署名活動に対し、おおむね賛成する声が集まったものの、会見の雰囲気を和らげるためか、会見の途中で宮台氏が「自由や解放を訴えているミュージシャンが忖度による損得の奴隷になっているのは滑稽です」とのジョークを飛ばす一幕も。発起人のひとりである永田氏が、電気グルーヴと縁のあるアニメ『ポプテピピック』のTシャツを着て登場し、視聴者から「不謹慎」と批判を受ける場面もあった。

 音楽業界全体をパニックに巻き込んだ瀧被告の逮捕。ひとつの答えは6月1日にも発表されそうだ。

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