番組の目玉となる「24時間マラソン」のチャリティーランナーは、同局の人気番組『世界の果てまでイッテQ!』からレギュラーを務めるタレントのいとうあさこ、ガンバレルーヤ・よしこに加え、ハリセンボン・近藤春菜が選出された。駅伝方式のマラソンは4人でたすきをつなぐリレーとなり、総走行距離は148.78キロに及ぶ。残り1人のランナーは当日の発表となり、ネット上では予想合戦で大いに盛り上がっているようだ。
また、「イッテQ遠泳部」からは、タレントの宮川大輔、ロッチ・中岡創一、ANZEN漫才・みやぞんが登場し、身体に障害を抱える男女4人の児童の遠泳をサポート。児童らととともに鹿児島県・桜島から対岸まで約4.2キロの錦江湾横断遠泳企画を実施する。
宮川は、2012年の『24時間テレビ』で、義足の女子高生と縄文杉を目指すコーナーに出演。障害者に寄り添い、視聴者を大いに感動させた。だが、この放送直後、前代未聞のとんでもない騒動が発覚する。
同年9月に『東京スポーツ』は、2011年11月に宮川が同局本社17階の身障者用トイレで30代の美人女性スタッフと“性行為”に及んでいたと大々的に報じた。
私生活でも“ドS”と公言する宮川だが、トイレでセックスする性癖もよく知られているようだ。記事によると、宮川の暴走した性欲は、周囲などお構いなしに行為の流れを言葉に発し、外までリアルな中継は伝わっていたという。宮川は、口腔性交の要求から体位の指示やフィニッシュの予告、さらにはトイレットペーパーを勢い良く巻き取る音までを響き渡らせていたと報じられた。
事が発覚した発端は、大胆極まりない不謹慎な行為に憤りを感じた人物が、2012年4月に同局のコンプライアンス推進室法務部部長に報告したことにあるという。そして、ロンドン五輪開催前の同年7月ごろからマスコミ各社に匿名の情報提供が寄せられていたようだ。内部関係者しか知り得ない詳細な情報を記した30枚ほどの紙が送付された社もあり、同紙にも同様のタレコミがあったという。そして、同紙の記者は独自に裏取りし、核心を突き世に知らしめたのだ。
だが、不祥事が表沙汰になるまでに少々時間がある。どうやら、報告を受けたコンプライアンス委員会が、吉本興業の人気芸人ということで、事を荒立てないよう内々に処理したとみられる。しかし、この不本意な計らいに義憤を覚えた人物が、マスコミにタレこんだという。
「当時、吉本側は“静観”の構えを見せていましたが、同番組で障害者のサポーターを務めたばかりの宮川だけに、イメージダウンは覚悟していたようです。しかし、この騒動を知らない人も多いくらい、宮川はおとがめナシで制裁を免れいつしかフェードアウト。とはいえ、これまでの苦楽を共にしてきた宮川の妻が気の毒で仕方ありません。宮川は1997年に結婚し、長年子宝に恵まれず10年12月に待望の男児をもうけたばかり。そんな宮川の不貞行為は、障害者と妻を侮辱したに等しいですね」(芸能ライター)
同紙は、宮川を直撃。真相を問い詰めたが、シラを切り完全否定。その後も何事もなく同局の人気番組でレギュラーとして活躍し、再び障害者たちのサポートを務めるのが非常に不思議である。まるで、吉本の“静観”には非常に大きな力が動いているかのようだ。
現在、吉本興業は“お家騒動”で窮地に立たされている。どさくさに紛れて不満や叱咤を噴出させる芸人が多い中、宮川は沈黙を貫いていた。だが、過去にこのような一件があったことを踏まえると、当然の報いであるのが納得できる。性癖うんぬん、場をわきまえる以前に、処罰されることも頭に入れていただきたい。