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エプソムC 東京千八は<3101>とベストのマイネルキッツ

 西高東低といわれ、劣勢が否めない関東勢のなかにあって孤軍奮闘。昨年はNHKマイルCをピンクカメオで、有馬記念をマツリダゴッホで制しGI2勝、今年も日経賞(マツリダゴッホ)、ダービー卿CT(サイレントプライド)、NZT(サトノプログレス)、福島牝馬S(マイネカンナ)と重賞を勝ちまくっている国枝厩舎。そんな国枝師が「この夏、飛躍してほしい馬」とプッシュするのがマイネルキッツだ。

 母タカラカンナといえば前出のマイネカンナの兄にあたる。「重賞勝ちは妹に先を越されたが、こちらも能力は相当なものがある。ここらへんで兄貴らしいところを見せてほしいね」と師は期待を込める。
 昨秋から(1)(5)(1)(5)(1)着でオープン入り。当初は中京記念を予定していたが、脚元に軽い不安が出たため自重。こちらに矛先を向けてきた。
 「ヒザに骨膜が出たので、無理をさせなかった。休み明けといっても、マイネルの馬は牧場でみっちりやってくるからね。仕上がりは心配ないよ」
 1週前の追い切りは4日、安田記念に出走するピンクカメオと併せ馬で行われ、600m37秒0→12秒6(馬なり)で併入した。800mはエラー表示だったが、1馬身追走したピンクカメオが50秒0だったことから、同程度の時計は出ているはずだ。
 「いい感じだったね。帰厩後は馬体が寂しく見えたが、それも戻っているし、動きも上々。まず力を出せる状態じゃないかな」と指揮官も笑顔を見せた。
 重賞は初挑戦になるが、シーズン末期のGIIIとあって、メンバーは手薄。東京の芝1800mは<3101>の実績を残すベスト条件でもある。「夏はこの馬に頑張ってもらわないとね。そのためにも、ここでぜひ賞金を加算したい」とトレーナーは力が入っていた。

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